「ご主人様が心配する。・・何があったか知らないが、ひどい顔だ。ちょっと部屋へ行って休んで来い」
「・・え? でも、今、・・・」
別にあの人たちは私に会いに来ているわけでもないからいいか・・
あの席に私がいなくてもー
「・・ ご主人様にはオレからうまく言っておく」
「・・・ ありがと、真崎・・」
お言葉に甘えて、部屋で少し休んでくる・・
私は真崎の手を放した
「・・・・・・・・・・・・」
アイツ・・・
部屋へ・・?
戻ってきた恭弥を呼び止めた
「・・・ アイツは? どうかしたのか?」
恭弥・・ オレの顔を見て一瞬、驚いたな?
まさか席を離れてこんなところまで来ていると思わなかったんだろう
「・・ 体調が悪いようで、少し部屋で休んでくる、と・・」
「体調が悪い?・・そんなふうには見えなかったが・・・」
「その・・ 月の・・ものではないかと」
「おまえ・・・ アイツのそんなことまで把握しているのか?」
「え?あっ・・いえ、そういうわけではっー
とにかくご主人様、ここはお席に戻られてチャンミン様たちのお相手をー」
「・・・・・恭弥」
「はい・・」
「アイツ・・ 何かあったんじゃないのか?
仕事でトラブルがあって遅くなったと言ってたな・・」
帰ってきたときからどこか様子が変だった
「・・さぁ? どうでしょう? それよりチャンミン様のお相手をー」
「おまえがしておけ。」
「はいっ???」
「ちょっとアイツの様子をみてくる。」
「待ってくださいっ、ご主人様っ!!アイツなら大丈夫でー」
背中に恭弥がキャンキャンうるさい
オレはゆっくり振り返った
「・・ 大丈夫かどうかは、オレが判断する」
「・・・・・・・・・・」
「それとー・・ 俺の婚約者をアイツ呼ばわりとは?
次やったら怒るぞ」
ど、どういうことだ・・・!???
ご・・・ ご主人様がおかしい・・・
チャンミン様がいらっしゃっているというのに
どうしてアイツなんかを気にされるんだ???
ハッ!しまった!!
今のは、心の中で思っただけですっ、ご主人様っ!!
チャンミン様のお相手よりも、そんな気になることか?
心配して声をかけに行くほどのことかっ?
くそっ
うらやましすぎる・・・
それでもご主人様の言いつけに従うしかない真崎は、リビングへと戻る
そう、お2人のお相手をするために・・・
「・・ はぁ~・・・」
俺なんかにどうしろと??
「真崎? ヒョンは?」
あぁぁぁぁ
この、つぶらな瞳っ!!!
ご主人様に愛されていらっしゃるこの愛くるしいお方!!
「あの~・・ りかさんも・・ どうかなさったんですか?」
そうだ・・
こいつもいたんだった
「申し訳ありません。お2人は・・・ その、すぐ戻ってこられると思いますので・・」
そうか!
ご主人様はきっとあれだ!!
この、目の前で愛するチャンミン様が恋人と仲良くされるのを見るに忍びないと・・・
そうだ
そうに決まっている
アイツを心配して、なんていうのは、きっとただの言い訳
むしろ、渡りに船!!
「・・・・ ふたりで・・? 部屋に・・・? なぜ!?」
ええっ?
チャンミンさま・・・?
「・・・やだ、社長ったら!失礼ですよ?そんなこと聞くのは・・・ 恋人同士なのですからそんな・・」
「ヒョンは僕がきているのに、そんなふうに席を外すような人ではないっ!!!」
・・・・・!!!
チャンミン様が・・・
恋人を窘められた・・・・
え・・・
ご主人様・・・・
つづく・・・
(画像、お借りしました。ありがとうございます)
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ユノさま
おたんじょうび、おめでとうございます

