ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ…
僕は部屋に入るなり、ソファーベッドへと倒れこんだ
跳ねる心臓の音が吸い込まれていってくれないかと…
静まれ、鎮まれ…
「…触られた…」
ヒョンに…
ヒョンの手に…、僕の…
「…あーっ、もうっ!!」
僕は枕の中に声を沈めた
触られただけじゃない
ヒョンの…
すごい押しつけられて…
「…あれって…」
僕に…!?
「……キス、しちゃっ…」
しかもあんなっ
僕…
しがみついちゃって…
「…あーーーっ…、どうしたいんだっ!!?」
ダメだ
こんなの
眠れるわけないっ!!
『朝早くに仕事が入っているので先に出ます』
目覚めると、テーブルの上にメモがあった
「…怖がらせたか…」

それとも…、ひかれたか?
おさえられなかった…
昨日…
チャンミンへの気持ちを悟られまいと呼んだ彼女に対してのチャンミンの言動が
まるで、焼きもちを妬いてるみたいだな
と言った俺の言葉に
あんな反応を見せられたら…
自惚れるというもんだろう?
確かめたくなった
すぐにでも
力づくにでも、と思っていたのに
俺のキスを
受け入れてもらえた、と思った…
だって
俺にしがみつく腕は少し震えていたけど
漏れる吐息…
そして何より
あれは
感じてくれてたんだよな?
俺に…
そう、つかまえた!
とも思ったのに
やっぱり逃げられたか…
聞けばいいのに…
「…こんなに怖いとか、今まで思ったことねーよ…」
つづく
(画像、お借りしました。ありがとうございます!)