結婚式の衣装と指輪選びかぁ~・・・


それって、女の子の憧れのひとときってやつよね~


好きな人との至福の時間とも言いますか


まさか自分がそんなことをする事態に陥るなんて、夢にも思ってなかった




っていうか


マジであの人の隣に並べと言うの?


あれ、絶対最高の花婿になるわよ?


そのままブライダル系の雑誌の表紙飾れるよ、きっと・・・


広告にだって出ればいい


売れる売れる、予約殺到になります




「・・・ はぁ~・・・」




確実に、隣の女・・・ 私なんかが写ってたら、そこのとこはカットだな


モザイク?


修正?


かんべんしてください



彼との結婚式なんて、もしかして誰かに刺されるんじゃないの?私・・・・



やめたい・・・


衣装や指輪なんて選びたくない









「・・・さん、りかさんっ!!」




「-- えっ?」





誰もいない更衣室で、ぼぉ~っとしてた



いつの間にか、さっき帰って行ったはずの美玖ちゃんが戻ってきていて




「りかさんのこと、呼んでる人がいますっ!外で待ってるからって伝えて、って」




「・・・・・ あ~・・」





来ちゃったか


携帯、鳴らせばいいのに、なんで?


時計を見ると、この間来た時間より30分遅れている



私は立ち上がると、バッグを手にし



「ありがと。・・お疲れ様」



呼びにきてくれた美玖ちゃんにそう言った



でも美玖ちゃん


あっさり帰るのではなく、顔を上げた私の目を見つめると




「あの、あのっ・・ チョン代表じゃないんですけどっ!!」



興奮した様子でそう訴えてきた




「えっ?」



「りかさんのこと、待ってる人って、チョン代表じゃないんですっ!!誰ですか?あのイケメンはっ!!!」




ユノじゃない?



でも・・・




「イケメン・・なのね?」




お店の戸締りをし、美玖ちゃんと一緒に外へと続く通路を歩きながら


確認をすると、うんうん、と大きくふたつ、頷いた




ユノじゃないけど、イケメン・・・



となると





私たちは外へ出て、その影を確認した



あ~、やっぱり・・・




「真崎っ!!」




思わず駆け寄ってしまった



何だか、既に久しぶり感がこみあげてきたのはなぜだろうか



真崎が会長様のところへ行ってしまって何日?





「元気だったっ!?」




「・・・・・・・・ 近い」





仰け反り、嫌そうに呟いたその言葉に



あ~、ほんとに真崎だぁ~



と懐かしさすら感じる





「・・・ ご主人様は仕事でー」



「うんうん、わかってる。仕事優先だもんね?来れないのね?それで代わりに真崎をよこしたのね?」




これは、神様が私の味方をしてくれたとしか思えない






「あの~・・ りかさん、こちらの方は・・?」




うしろから聞こえてきた声にびっくりして振り返る




「美玖ちゃん・・ まだ居たの?」



「ひどいですよっ・・」




そう言うと、頬をぷぅ~っとふくらませてこっちに近寄ってきた




「初めまして、私ー」



「美玖ちゃん、この人、○○ーーッだからー」




自己紹介を始めようとした美玖ちゃんから、真崎を遠ざけるようにしてそれだけ言い残し


私は真崎の手を引っ張って走り出していた



ええーーっ、と美玖ちゃんの驚く悲鳴が轟いていることなんてお構いなし





「車で来てるんでしょ?」



「えっ?あ、あぁ・・・」



「ねぇ真崎っ・・ 連れて行ってほしいところがあるの」



「は?だってこれからー」



「そんなの、いいのがなかった、って言っとけばいいのよ!」



「はぁ~?おまえ、何を言ってー」



「会長のところへ連れて行って!!」



「・・・・ は?」





真崎の足がピタッと止まった




「会長のところへって・・・」



「お屋敷!ね、連れて行って!!?」














「・・・ 着いた。降りろ」



車が停まって、真崎がエンジンを切る



「え?着いたって、ここ・・・」



「気に入るのがなかった、なんて言い訳、通用しないから。

ご主人様の名前で、開けて待っててもらってるんだ。

営業時間外に!!」




あ・・・・




「わかったらとっとと降りて選ぶ!!」




顎で 降りるよう指示され、私は素早く車から降りると、店へと歩いていく



そうか・・・


そうだ・・・


ドタキャンなんて、営業時間外に頼んで開けてもらってるユノの顔をつぶすことになる




自分のことばっかりで、全然頭が回らなかった・・・




え?でもここ、どうやって入るの?


正面玄関は閉まってるし・・・




なんて、ショーウィンドウの前で右往左往していると




「・・・ こっち!」




スマートな真崎に呼ばれた




彼は本当に名執事だな・・・





「ねぇ、真崎・・?真崎はご主人様しか好きになったことはないの?」



「・・・・・・・・」




何だか聞いてみたくなった


だってこの人、普通にイケメンなんだもん


美玖ちゃんだって、あんなに騒いでた




「どうしてご主人様なの?女の人は好きにならなかったの?」




「どうしてって・・ ご主人様のおそばに居れば自然とそうなる。

惹かれない人間などいないんじゃないか?と思うほど・・・」



そばにいれば・・・ 自然とそうなる



惹かれない人間などいないんじゃないか




真崎の言葉が頭の中で反芻される





「女なんて・・ それこそ、ご主人様に近づく女たちを散々見てきたからな

ゾッとする」



うわっ


さっきまでの恍惚とした顔が、一転した




くすっ



「そっかそっかぁ~ だったらしょうがないね。真崎の女嫌いは治りそうもない」




「別に治したいと思ったこともない」




「ふぅ~ん・・ そうして、ずーーっとご主人様に恋焦がれて一生おそばにいられれば・・

真崎は本望なんだもんね~」




「そのとおりだ」




「ほんとに好きなんだね?ご主人様のこと」




「愚問だ」




「真崎はユノが好きで・・ ユノは・・・。 世の中、うまくいかないもんだね~」




「・・・・ つべこべ言ってないで、とっととドレスを選べ!!!」





うわっー















つづく・・・















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お久しぶりの更新ですm(_ _ )m



10日まで、毎日1話ずつ、このお話はアップしていく予定です



間に、ホミン妄想がぶっこめれば、いいんですけど・・・



と思ってる次第でございまする