「・・それで?先月の成績はどうだったんだ?売上、他店舗に勝てたのか?」





ビクビクビックーーーン・・




ご主人様と向い合わせの食卓


手にしたスープを唇につけたまま、固まる私



一番聞かれたくなかった・・・



それ、聞きますか?





「・・・惜しいところまでいったんだけど・・ダメだった」




「ダメだった!?・・・ 合コンすれば士気が上がって勝てるんじゃなかったのか?」





ビクッ




「だっ、だからっ!確かに士気は上がって、惜しいとこまでいったのよ?

あと少し・・ほんと、僅差で負けたっていうか・・ 東店の売り上げは今までにないほどよかったの!

でもっー」



「敗因は?」



「え?」




・・・ 敗因?




「なぜ、負けたんだ?」



「なぜって・・・ 途中までは同じくらいだったわけだから・・・それはやっぱり・・ 私の力不足かな」




結局は店長である私のー




「そうだろうな」






カチンッー



「ちょっと!・・どうしてあなたにそこまで言われないといけないの?何も知らないくせに・・」



「途中までは同じくらいだった、と言ったな?」



「え、ええ・・ そうだけど・・。 頑張ってるな、って響にも言われて・・」



「ひびき?あ~ むこうの店長か!そいつはすごいな。いつも勝ってるんだろう?」



「そうなのよね~・・ 何が違うんだろう・・?」



「追うより、追われる方がずっと大変だ。おまえはメンタルでまず負けている」



「はぁ?」





追うより、追われる方がずっと大変?





「向こうの店長は、勝ち続けているが故に、負けられないという気持ちが強いはずだ

それに比べてお前はー


・・・ 勝てたらいいな、くらいの気持ちだったんじゃないか?」




「・・・え?」





勝てたらいいな、くらいの気持ち・・・?





「そんなことっー」


「ない、って言えるか?」




「・・・・・・・・」





あったかもしれない・・・



合コンやってくれたら勝ちます!頑張りますっ!ってスタッフの子たちに言われて・・



勝てるかもしれない、今月・・ なんて思った




「おまえのところの上司はずいぶん甘いな。

俺ならこんなやつに店長は任せない。」




「・・・・・・・・・・・」





「合コンで士気が上がるだと?いいか?数字を追うっていうのはー」




「うるさい・・」




「・・・ はぁ?」




「うるさいって言ってんのっ!!いいわよっ!!わかったわよっ!!

今月こそっ・・今月は絶対西店に勝ってみせるからっ!!!」





ガタンッー





私は椅子から立ち上がると、あっけにとられた顔のユノに


先にお風呂に入るからっー



と言って食器を下げた





くそっ



くそっ



くそぉおおおーーーーーーっ!!!!
















バスタブに御湯をはり、肩までつかると、さらに身体を沈めていく・・・





ぶくぶくぶく・・・・









むかつく、むかつく、むかつくぅーーっ




ぜんっぜん言い返せなかった・・・・



いちいち言われることが最もで・・・




でも、何もあそこまで言わなくたって・・・




ひどいじゃない・・・





ーー 俺ならこんな奴に店長は任せない






「・・・ うぅ~・・・」







気持ち・・かぁ~



絶対勝つ!勝ってやるって気持ち・・



よしっ!!



あいつにも言った手前、今月こそ絶対に勝ってやる!!



勝って、あたしのこと、あいつに認めさせてやる・・!!




となると・・・



うん、戦い方も考えなくっちゃ・・・



ディスプレイも凝ってみる?



それから・・・・






















・・・・ ぱちっ 目




あれ・・?



ここってー








「・・・ 気がついたか?」





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・・ん?



私を見下ろすユノ・・?





え?ここって、まさかっ・・ ユノの寝室っ!!?





「風呂で寝るって何を考えてるんだっ!!・・・まったく。オレが気づかなかったらどうなってたと・・?」




「・・え?あたし・・ 寝てた?お風呂で?」





そういえば、お風呂に入ったところまでは憶えてるけど・・


っていうか、頭がぼぉ~っと・・



えっ?


お風呂で寝ていて今、ここ、ユノのベッドの上にいるということはー






慌てて自分の恰好を確認するー




・・・・ 大きなバスタオル・・?






「・・ オレのバスローブだ」




「ええーーーーっ !!!!」





ガバッー




起き上がろうとして、くらっと立ちくらみのような眩暈に襲われた





「まだ寝てろ。」





ストンッー





「えっ?だってだって、あなたのバスローブってことはっ・・わたしのっ・・////」




まっぱ・・ 見られた・・・!?




よね?




確実・・・・・・





「・・ 安心しろ。おまえの裸くらいで勃たねーから」




「勃っー?はっ!?」






ボフッー





枕をとってユノに投げつけた






「・・・ それくらい元気があれば大丈夫だな。」




「え?」




「出かけてくる」





ベッドが軋んで、ユノが腰を上げた




出かけるって、こんな時間に?



そう言えば、ユノ・・ スーツ着てる





「・・・ 仕事・・?」




「ん。・・ 恭弥から連絡があって、ちょっとトラブってるらしい」






恭弥・・・



まさか、ご主人様に会いたいがばかりに、呼びつけたんじゃ・・?





・・って、何を考えてるんだ?私は・・・






「・・・ いって・・ らっしゃい」







「あぁ・・ 行ってくる。 ゆっくり寝てろよ?」






「はぁ~い・・」



バタンッ






行っちゃった・・・






っていうか、ていうか、ていうかぁーーー!!!




なんなのよ、もうっ


まっぱ、見られるなんて、信じられないっ


ああああーーーー


もうもうもうっ


恥ずかしぃーーー







ーー おまえの裸くらいで勃たねーから







なんだろ、もうー



あ~、あれよね?



女の裸なんかでは、ってことよね?



だってアイツが好きなのはー






「あ~もうっ・・ むかつく・・。」






さっきユノにあてた枕を手に取ると、思いっきり抱きしめた











つづく・・・



(画像、お借りしました。ありがとうございます)







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あんにょ~~ん




ちょびっとだけ、お久しぶりです^^




こちらで書けない間も、ふつふつと私の妄想メモたんはカキカキされてました




そして、考えれば考えるほど、ストーリーが変わっていく・・・(笑)




で、いざ、書きだせば書き出すほど、キーボードがまた別の文章を綴っていく・・・(笑)




私はいったい、何が書きたいんでしょうね!! ←




いろんなお話がダダ漏れしていってもいいもんでしょうかね?(ぼそっ)