「え?じゃあ、今日から水戸様、復帰なんだ~^^ よかったね~

これで松本君も安心して仕事できるね!」



「朝倉っ!おまえっ、声、大きいっ///」



「あ、ごめっ」




照れてる松本くん、意外です( ´艸`)




私たちは、ひそひそ内緒話をするように身体を寄せ合うと




「おまえは気が気じゃあないだろうけどな」


「ううぅ~・・ それ、言わないでくださいよ。でも、水戸様いきなり勝負に出たりされますか?」


「どうかな~?でも、入院している間も、社長の力になろうと色々調べてたよ。すげぇな~って・・」


「惚れ直しました?」


「あほっ!」


「確かに、この前松本くんに言われたみたいに、私なんかに水戸様のかわりなんて務まりませんもんね~」


「当たり前だ。おまえがあいつの愛に勝とうなんて、何十年早いと思ってんだ?」


「・・・ですよね。やはり勝てる気がしません・・・」









「ちょっと、そこ!!!」






ビクッ!!!





突然、背後から大きな声が飛んできて





「ハイッ!!すみませんっ!」

「ごめんなさいっ!」





私も松本くんも、慌てて姿勢を正して振り返ると






「勤務中に無駄話が過ぎるんじゃないですか?」






・・・・え?




「まりっ・・・・水戸さん?」

「水戸様?」





噂をすれば・・・・



ってやつですか?






「朝倉さん、あなた・・・ 社長用のコーヒーをひとつ、お願い」





「は、ハイッ!!」




あれ?今朝はデリバリーなかったのかな?







「それと純っ!!・・・あなた、厨房でしょ?どうしてこっちで油売ってるのっ!!」



「お、おい、水戸さんっ?・・・松本さん、だろ?」



「wwwww じゃあ、松本さん!!店長に報告したほうがいいのかしら?」



「えっ?冗談っー すぐ厨房に戻るからっー」



「待って!!」






え?あれ?松本君・・・ 水戸様に呼び止められてる!!



なになに?



何て言われてるのかな~?


ここからじゃ聞こえないよ・・・



気になる・・・



もしかして、今日社長に告るから、なんて報告受けてたりして?


ぎゃーーーっ




「・・・ 朝倉?コーヒー、零れてるぞ?」




「ええっ? うわっ、アチッ!」




店長の声に驚き、コーヒー、下まで零しちゃった・・・うぅ~・・




「・・・ 何やってんだ?おまえはー・・・ あれ?水戸さん?こんなところに珍しいな?」



「社長のコーヒーをとりに来られたようで・・・」



「そういえば今朝はなかったもんな?へぇ~そうか。彼女、今日から出社してるんだな

やっぱりいいね~ 綺麗な人は華があって・・・」




店長・・・


それは、厭味ですか?


ほぉ~れほれ、フロアにいる女性スタッフ、じと~っと店長のこと睨んでますよ?




「松本と知り合いなのか?話し込んでるようだが・・・」




確かにちょっと長い・・?


あ、離れた・・・




わっ!!そうだった!!

零したんだから、淹れなおさないとっ!!!




私、いつからこんな失敗だらけのミス子になってしまったんだろう・・・






淹れ直したコーヒーをお持ち帰りようにきちんと梱包すると

水戸様のところへ持って行った




「お待たせしました!」



「ありがとう。」




あ~・・・


確かに水戸様ほど綺麗だと・・ 本当に華がある

社長の隣に並んでいても、実に絵になるのが、容易に想像できる


そうだった・・ 私はそれでずっと妄想していたんだった・・・・




後ろ姿を見送りながら、その背中にうっとり見惚れてしまった






「お疲れさん!」




ひょいっと視界に誰か現れた・・・!!






「ぎゃっ!!」





ぼぉ~っとしてた分、驚きもひとしお・・・



あ~、ほんとに私はいたらないやつだ







「どうしたの?ぼ~っとしちゃって・・」



「望月くんっ!?」





どうしてこの人って、まだやってくるんだろう?





「今日、仕事終わるの何時?帰りにちょっと付き合わない?」




「・・・ 望月くんって暇なの?それともまた、たまたま仕事で近くまで来たっていうの?」




「当然、仕事でたまたま近くまで来たってやつだけど?」




「wwwwwww」




「で?どうなの?今日の帰り、つきあってくれる?」




「どうして私が?あのねぇ望月くん、私はー」




「シム社長のお兄さんの結婚相手、気にならない?」





ええっ?



社長のお兄さんの結婚相手っ!?





「そ、それって・・・えっと・・・ええっ?」




「何時に終わるの?今日・・・ 迎えに来るけど?」




「・・・・・ 5時。」





気づいたら私、そう答えてました・・・・






















「は?グローバル社の望月がカフェに?」




水戸からコーヒーをうけとると、早速 喉を潤した





「はい・・ 朝倉さんに話しかけている様子でした。残念ながら、内容までは聞こえませんでしたけど・・」





あの男・・・・ まだ、アイツに・・・?





「気になられるようでしたら、あとで電話でもしてみられたらー」


「いや、いい。何かあればアイツから連絡してくるだろう」


「え・・?」




「それよりも、おまえが休んでいた間にたまった用件を片づけていかなければ・・。

今期も業績を落としたら、たとえウチであろうと切られる。」



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アイツのことは、気にはなるが

今はそれどころではない



上半期が終わり、検討しなければならないことも山積みだ




「切られるってそれは・・・ TOHOホールディングスにですか?」




「他にどこがある?」




「申し訳ありませんっ!・・では、早速資料をとってきますので・・」





そうでしょう?ヒョン・・・



オレが社長になってから下がっている業績を


いつまでも黙ってみているヒョンじゃない・・・









つづく・・・・




(画像、お借りしました、ありがとうございます)






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あ~・・・



何だかハードボイルドな世界にいってしまいそう・・・(笑)



いやいや、そんなこといきませんよ ←