アパートの前まできて、停まっている車から降りてきた人を見て驚いた



「ヒョン!?…」



どうして?自分の車は?


その時、ヒョンが振り向いた拍子に後ろに見えた運転席の女性…


綺麗な人…



「今、帰りなのか?」



ヒョンの顔を見た瞬間

その人は誰?という質問をのみこみ、僕は駆け寄った



額に触り、熱があることを確認すると
ヒョンの腰に腕を回し、抱き抱えるようにして歩いた



まるで、車の中の女性の視線からヒョンを隠すかのように…



それでいて、彼女に見せびらかすかのように…



その車がエンジン音を鳴らして去っていくのを背中に感じるまで…






部屋に入ると、

ヒョンをベッドに座らせ、声をかけた



「…大丈夫ですか?…このまま横になりますか?…」




熱をおびたヒョンの視線が熱い…






こんなときなのに…

そんなヒョンにたまらなく反応しそうになる自分に嫌気がさす…

ごめんね、ヒョン…

僕は、いつの間にこんな感情を心に飼ってしまってたんだろう…


ヒョンの身体を心配しながらも
頭のなかでは、ひとつの疑問がぐるぐるぐるぐる…




あの人は誰?




ヒョンとはどういう関係ですか?




ただ、体調の悪いヒョンを車で送ってきてくれただけですよね?



恋人なら、部屋までくるはずだ




自問自答を繰り返し、自分を納得させている










「チャンミン…」




ヒョンの唇が僕の名を呼んだ







「…なに?」






「…うつるといけないから…。あっち行ってろ。」





熱があがってきているんだろう、肩で息をしながら、それでも僕を心配して…?





「嫌ですよ。こんなときくらい、僕に甘えたらどうです?でないと、何のために一緒に住んでいるのかわかりませんよ。」




僕が病人を放っておけると思いますか?






「…言ったな?…そんなこと言ったら…甘えるぞ?」




ドキッ




ヒョン…?




「…のぞむところです。」




僕、顔… 赤くなってない?大丈夫かな?
そんなこと言うなんてズルい…
想定外だ…!!!



思わず目を逸らしてしまった…





「あー、じゃあ…… えと…、とりあえず薬、探してきます!だからヒョンは…寝ていてください」





「ありがと…。」






「…どういたしまして。」







どきどきどきどき…



ふぅ~
冷静に冷静に…




ヒョンの言う、甘えるぞ、てなんだ??




僕はゆっくりヒョンの部屋を出るとドアをしめた









つづく…


(画像、お借りしました❗ありがとうございます)




ちゃんとうまく書けてるかなぁ?