どぉ~~お考えても、何度考えても、いきなりウチに呼ぶってのは

 

おかしいでしょうがぁ~~~~~~


 

帰宅後

 

・・・・ ひとり、家の中で右往左往・・・


 

しかも?


 

相手はわが社の社長ですよ?


 

しゃ、ちょ、おおおおおお


 

この部屋のどんなスペースだって、社長には狭すぎるでしょ



 

だがしかし、だがしかし、社長はこう言われた



 

ーー そうしよう


 

確か、それがいい、とまで言われなかった???



 

私の妄想を最強なものにする


 

&(あ~~んっどっ!!)


 

ひとり暮らしの女子の部屋に行く



 

これはつまり?





 

ボッ(//・_・//)メラメラ



 

「・・そ、そういうことっ!? そういうことでいいんですよねっ!?」



 

となったら?

 

こうしちゃいられないわっ

 

お久しぶりだし・・・(*v.v)。 ← エッ!?

 

社長は慣れていらっしゃるのかもしれないけど・・・(*゚.゚)ゞ



 

そうだ!シャワー!!!


 

シャワーしておいたほうがいいんじゃないのっ?


 

そして勝負下着に、勝負部屋着・・・・


 

「って、そんなのあるかぁーーーーい!!!」



 

じゅ・・・ 準備不足だったわ・・・・





 

ピコンッ



 

「え?今・・ 鳴った?LINE・・・・・」


 

手に取って確認する



 

C社長 『あと10分で着く』



 

「ええええーーーーーーーっ!!!」



 

あと10分・・・ あと10分ってー


 

シャワーなんて浴びてる時間ないし

勝負・・・を買いそろえにいく時間もない


 

「あ・・・・」



 

夕食は?

 

まさかのまさか?ウチで食べるってことなんじゃ・・・・



 

「オオオーーーマイガァーーーーーーーッ!!!」






 


 


 


 


 





 

ピンポーーーン



 

ガチャ



 

「いらっー」

 

「早いだろ、開けるのが!」



 

・・・・ いきなりそう来ます?



 

「おまえ、女の1人暮らしなんだから、そんな確認もせずに開けていいのか?

オレだったからよかったようなものの、もしー」

 

「社長が来るって言ったじゃないですか!ほぼ時間どおりだし!!」

 

「・・・ まぁいい。じゃあ行くぞ?」

 

「は?」


 

ーー じゃあ行くぞ?


 

「行くってどこへー」

 

「来ればわかる。事情は車の中で話すからー

急いでくれ、時間がないんだ」

 

「時間がないってどういうことですかっ?」



 

引きずられるように、アパートの階段を下りると

下には、運転手つきの車が待機している


 

・・・え?


 

「この車ってー」


 

後部座席のドアを開けて立っているのは、見たことある人

いつも社長の車を運転なさっている・・・


 

「つべこべ言わずに乗れ!」

 

ドンッー


 

と押しやられ、先に乗せられると、ぎゅ~ぎゅ~横から社長が乗ってきた


 

「きゃっ・・・ 反対側から乗ればいいのにー」

 

「道が狭くて無理だ」


 

あ・・・

ほんとだ・・・



 

「大宮、出してくれ」

 

「ハイ。」



 

え?え?

運転手さんはいるけど・・・

 

水戸様のお姿はないっ?


 

どうなってるのっ????



 

「・・・・ お前に課せられるまず最初のミッションはー」


 

「み、ミッションッ!?」


 

あ、最強なものにするっていう?



 

「オレのパートナーとしてパーティに参加することだ」



 

・・・ パ、パーティ!?



 

「どうした?」


 

「いえ、最近・・耳が聞こえにくくなったような気がしてー」


 

「歳か!!」


 

「だって社長が、私にパーティに参加しろとか言うからー」


 

「大丈夫だ、お前の耳は正常だ。ちゃんと聞こえている」


 

「ええっ!? じゃあ、ほんとにっ?」


 

「嘘をついてどうする。だからひととおり、必要なものを調達しに行く」


 

「え?え?それってまさか・・ プリティウーマン的な?」


 

「あの映画、見たことあるのか?・・・・なら話がはやー」

 

「じゃあじゃあ、今から私を変身させるために色々な店を回って

これを着てみろ、ああ、そうじゃない!次はコレ!まーそれならいいか

とか言って私を着せ替え人形にした挙句

ここからここまで全部もらおう、ってやつですっ?」

 

「・・・・・ なんか違うような気がするが?」


 

「わぁ~~お!!そういうの、憧れてたんですよ~

まさか自分が体験できるなんって

本当にあるんですねー

さすが社長っ!!太っ腹!!

すごい・・・ よしっ俄然やる気出てきたっ!!私、ガンバリマスねっ!!」


 

ちからこぶし!!



 

すごいすごいっ

 

さすが社長だわっ

 

ミッションとか言っちゃってスケールが違うじゃないっ?


 

わくわくわく♪




 


 


 


 


 






 

シャーーッ



 

試着室のカーテンを開ける


 

「・・・・ どうかな?」



 

「・・・・ バツ。 次!」


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・・・・・ 瞬殺



 

「え~・・・ でも、結構好きなんだけどな、これ・・・」


 

「次だ、次!」


 

「え~もう 7着目ですよ?」


 

「早くしろ」


 

「・・・・ はぁ~い・・・」



 

シャッー


 

再び試着室へ戻ってカーテンを閉める



 

ほんとに社長のお気に召すものってあるんだろうか?


 

結局そのあとも10着くらい着てみた結果



 

「・・・・ まぁまぁだな、それにしよう

靴もそれで、大丈夫か?足は痛くない?」


 

「たぶん・・・」


 

「じゃあ、これ!」


 

社長が店員さんと歩いて行った




 

やっと合格をもらった・・・


 

「ふぅ~・・」


 

最初のうちは、パーティドレスなんて、お姫様になったみたいで

 

楽しかったんだけど、さすがに10着以上も着ると疲れた




 

「・・・ どうした?プリティウーマン・・ もう、音を上げたのか?」


 


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ドキッ


 

やばいっ

 

疲れた心身にイケメンが染みるぅ~~~~

 

「まっ まさかっ////」


 

「これでだいたいは揃ったが・・・・

あとはその・・・」



 

じぃ~~~~っ




 

え?え?

 

そ、そんな綺麗な顔でー

 

瞳でー

 

じっと見ないでくださいってば//////




 

「えっ?」


 

社長の手が、ヌッとのびてきてー


 

「そのメガネー」



 

バッ!!



 

思わず撥ね退ける

 

社長の手をー


 

「だっ、大丈夫ですっ!!これっ 実はダテなんですっ」


 

そう言ってメガネをとると、社長の目の前に差し出す



 

「・・・・ ほんとだ・・・・どうしてこれ・・・」



 

社長・・ びっくりしてる・・・よね?



 

「あと私っ!!知り合いにものすごく腕のいいカリスマ美容師いるんですっ

なんだったら今からー」


 

「もうこんな時間だぞ?それはいい。それよりこのメガネー」


 

「遅くても大丈夫ですよ、しんちゃん、ひとりでやってますから!

私、成人式も卒業式も、いつも別人みたいにしてもらったんです

その日だけは大モテでしたから・・・ 腕は確かですよ?

ちょっと電話してみますね?」


 

「おいっ!!」


 

ぐいっ

 

携帯を持っている手を掴まれた


 

「・・・・ それは、私の鎧みたいなものです・・・

メガネ・・かけてるほうが私らしいので」


 

「私らしいってなんだ?」


 

「それはっ・・・ 社長には関係ないです

とにかく、電話してみますね?」


 

「それはもういい、って言っただろう?

そんな腕のいい美容師なら当日頼めばいい。」


 

「・・・え? 今から・・じゃないんですか?」


 

「は?こんな時間からやってるパーティがあるか!」


 

「だって、急げ、時間がないって・・・」


 

「それはこの店が閉まるからだ!だいたい、この時間までっていうのも

無理を言って開けてもらったくらいだからな」


 

「うそ~~・・・ っていうか、ほんとにパーティ行くんですか?」


 

「なんだ?嘘だと思ったのか?」


 

「だって、妄想を最強のものに、っていうから・・・

単なる妄想につきあってくださっているのかと・・・」


 

「バカか!!!妄想にこんなお金使うかっ!?」


 

「・・・ ですよね~~・・・ へへへ」


 

「へへへ、じゃないだろっ へへへ、じゃ!!!」


 

「じゃあ・・ そのパーティって、いつなんです?」


 

「・・・・ 今週末の、グローバル社のミン社長の結婚披露パーティだ。」


 

「・・・・・・・・・・・・・・」



 

グローバル社の・・?

 

ミン社長とやらの・・・?


 

けっこん・・ひろ~・・


 

クラクラクラ~~ッ・・



 

「おいっ!!?」




 

 


つづく・・・

 

 

(画像、お借りしました。ありがとうございます)