「しゃ・・・ 社長っ!!?」




 

呼び出された社長室



 

私が中に入ると、社長はネクタイを緩め

 

シャツのボタンを外していく・・・・





 

「・・・・ いつまで、オレのことを社長と呼ぶつもりだ?」







 

「え・・・・ だ・・・ だって・・・・・」







 

ストンッ




 

思わず後ずさった私は

 

社長の勢いに負け

 

そのまま、座り心地のいいソファへとー










 

「・・・・ 名前で呼べ、と言ってるだろう? お?」




 

「 な・・・・まえ・・?」



 

「そう・・ オレの名前だ、 な・ま・え!! わかるだろ?」





 

そういうと、社長は私の上に跨ってー






 

「ほら、・・・・・言ってみろ」





 

見下ろされる視線




 

この先に私がいるなんて




 

信じられない




 


「まさか・・・・・知らないのか?」



 

「し、知ってる・・」



 

そんなの、知らないとでも?


 

もう、何度も何度も呼んでますってばっ



 

心の中ではー




 

でも・・・


 

いざ、本人を目の前にしてなんて・・・・






 

「・・・・ 5、・・・・4、・・・・3・・」




 

え?


 

なに?


 

私が呼ばないもんだからって



 

カウントダウン!?




 

「・・・ とぅ~・・・」




 

「チャンミンッ!!!!」






 

・・・ 言った





 

本人、目の前にして・・・






 

「・・・・・ やればできるじゃないですか^^」




 

そう言うと、目の前まで降りてきた優しい瞳




 

ちゅっ




 

「・・・・ ご褒美だ」







 

きゃあああああああああああああ////////////






 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*






 

ドテッ!!!


 

「いたっ!・・たたたたたたっ・・・・」



 

目覚めたのは自宅のソファの横


 

どうやら転がりおちた様子


 

腰が痛い・・・



 

「夢か・・ 夢よね、うんうん・・・」




 

私の新しい妄想メモたんも転がっている




 

「やばい・・・ 書いただけでなく、夢にまでみると、気持ちが加速してしまう・・・・」





 

私には昔から願望を夢に見てしまうという特技があった

 

それがまた一段と妄想を加速させてしまうのだ




 

「だめだめ、相手は、社長ですよ?」



 

・・・って、これじゃあ、かずみちゃんの言うとおりだ



 

「なんで、自分をヒロインにしてんのよ・・・」






 


 


 


 


 


 






 

「おはようございます!」



 

「あ、朝倉さん!おはよう、ちょうどよかった!」



 

「はい?」



 

私、遅刻してませんよね?


 

いやむしろ、まだ就業時刻になってないし

 

早いくらいですよね?



 

「はい、コレ! 今日もよろしく!」



 

そう言って手渡されたのは、淹れられたばかりのコーヒー



 

「え?今日もよろしくって・・これ、社長室ですか?

でもまだ社長は出勤されていないのでは?」



 

いつももう少し遅いですよね?



 

「それが今日はもうご出勤のようで、さっき水戸さんから連絡があったんだ。

だから急いで?」



「え?でもあのっ・・」


 

「どうかした?」


 

「今日も私・・・ ですか?」


 

「他に誰がいるの?みんな、行きたくてたまらなそうだけど?」



 

だって、私・・・・・

 

皆さんと同じ気持ち・・・いや、下手したらそれ以上

 

性質(たち)の悪い気持ち持ってますけど・・・



 

「頼むよ、急いで?」


 

「わ、わかりましたっ 行ってきますっ!!」




 

昨日の今日でー


 

いや、あんな夢なんか見ちゃったせいで


 

まだ社長と顔を合わせるのは・・・




 

いや、うそだ

 

ほんとは顔が見たい

 

社長の顔が・・・


 


って、ドキドキ鳴る心臓が言ってる









 

つづく・・・