7月中旬の事です。
長野県で探鳥をしました。
標高の高い場所を選びます。
「ヒッ、ヒッ、ヒッ」
冬季に聴き慣れた鳴き声を耳にしました。
ジョウビタキ♂です。
嘴に餌を咥えて、枝にとまっていました。
巣が傍にあるのかもしれません。
離れた場所で観察していると…
雛鳥の姿を見つけました。
既に巣外給餌の段階のようです。
ジョウビタキ♀もやって来ました。
代わる代わる、餌を与えています。
雛鳥は全部で2羽居るようでした。
もっと居るのかもしれませんが…
猛烈にアピールしているのは2羽です。
餌に向かい、口を開けていました。
必死さが伝わります。
親鳥が去ると、途端に鳴き止みます。
静かに、密かに佇んでいました。
「静」と「動」がハッキリしています。
雛鳥たちは効率良く活動していました。
私も短時間だけ、効率良く観察します。
夏を過ごすジョウビタキが増えました。
数年前は観られる場所は限られましたが…
野鳥の生態が徐々に変わります。
今、出会える機会を大切にしたい。
そう考えて探鳥しています。