初夏の水辺のガラス細工(チョウトンボ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

7月上旬の事です。

朝、大きな池のある公園に行きました。

 

早々(そうそう)にカワセミを見つけますが、

早々(はやばや)と飛び去られました。

田舎のカワセミは警戒心が強いです。

 

 

 

代わりに、水面を飛び交う存在がいました。

鮮やかな翅が、ヒラヒラと舞います。

チョウトンボでした。

 

 

 

 

かなりの数が羽化しています。

彼方此方で翅が輝いていました。

メタリックな紺~紫色が美しいです。

 

 

 

 

杉の木にも止まっていました。

高い位置で、陽光を反射します。

まるでガラス細工の様でした。

 

 

 

 

初夏、池ではチョウトンボが飛びます。

この頃の翅は、鮮やかで綺麗でした。

真夏には数が減り、翅の精細さも失いますが…

 

初夏に見つけると、撮影したくなる対象です。

 

 

 

🐞  🐞  🐞  🐞  🐞

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

※※閲覧注意です※※

 

 

数多い虫の画像があります。

苦手な方は御注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チョウトンボを撮影していた時です。

水面に奇妙な生き物を見つけました。

鉄製の杭に、数多くが群がっています。

 

 

 

最初はホタルかと思いましたが…

別の生き物でした。

ジュンサイハムシです。

 

 

杭の上部にいるのは幼虫や蛹でした。

成虫は下部や水草に確認できます。

体長は5㎜程なのだとか。

ジュンサイやヒシの葉を食べるそうです。

 

 

無数に蠢く虫は気味が悪いです。

ジュンサイ農家にとっては天敵ですが…

近辺でジュンサイ農家は居なさそうです。

この池にはヒシがたくさん生えていました。

 

大切な自然環境の一端を担っています。