6月中旬の事です。
地元の海岸を散策しました。
芝生でスズメを見かけます。
既に子育てを終えたのでしょう。
単独で行動していました。
刈り込まれた芝生で、餌を探します。
育雛の時期を経て…
ようやく一段落した頃でしょうか。
浜辺も歩きました。
めっきりとシギチを見なくなります。
辛うじて、シロチドリを見つけました。
身を伏せて、隠れているようです。
鳴き声で、もう1羽に気付けました。
春先に比べて数が少なくなります。
何処かで繁殖しているのでしょうが…
寂しい気持ちになりました。
そんな気持ちを払拭する存在を見つけます。
その存在には数週前から気付いていました。
海岸にある葦原での事です。
オオヨシキリよりも控え目な鳴き声でした。
葦の間を縫うように移動します。
何とか目にしたかったのですが…
出勤前の限られた時間では確認困難でした。
この日、ようやく対面します。
枯れ枝の上に、短時間だけ現れました。
葦の隙間から、その姿を拝みます。
コヨシキリでした。
昨年、北海道で初見できた野鳥です。
県内での目撃情報も知っていましたが…
地元では、初めての観察となります。
海辺の狭い葦原に居るとは驚きました。
少なくとも2羽を見つけます。
頻繁に囀る場所がありました。
近くで営巣しているのかもしれません。
オオヨシキリに比べて数は少ないですが…
毎年出会えると、嬉しい存在です。