田園地帯の猛禽(コミミズク) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

1月中旬の事です。

愛知県で探鳥をしました。

田園地帯で冬の猛禽類を探します。

狙いはハイイロチュウヒでした。

 

 

 

近辺を探索中、CM達を見つけます。

後方から参加させてもらいました。

遠くにハイイロチュウヒ♂らしき姿が…

無情にも飛び去ってしまいます。

 

 

 

しかし、CM達は全く動じません。

田圃に熱い視線を送っています。

まだ、何かが居るようでした。

 

 

トラクターが二番穂を刈っています。

どうやらその近辺のようでしたが…

飛び出す野鳥を見てビックリしました。

コミミズクです。

 

 

 

 

すぐに稲穂の中に隠れてしまいました。

トラクターを避けての短距離飛行です。

徐々にこちらに接近する位置でした。

進行方向かつ風上でカメラを構えます。

 

 

 

トラクターは何度も往復しました。

カラス達が刈った後をついて回ります。

昆虫などを探しているのでしょう。




コミミズクはなかなか動きません。

潜伏場所から出て来るのを待ちました。

何度か、小さな移動を繰り返します。

ピントを合わせる事が難しいのですが…

最後に大きく空に舞い上がりました。

 

 

 

 

ハシボソガラスが追いかけます。

頭上で、攻防を繰り広げました。

カラス達のモビングです。

青空に白色と黒色の翼が舞いました。

 

 

 

 

体格の大きさは同じ位です。

次第にコミミズクが追われる形に…

数で勝るカラス達が優勢でした。

 

 

 

 

別のカラスが手前を横切ります。

折り重なるように見えました。

実際には、殆ど接触はありません。

 

 

 

 

コミミズクはそのまま飛び去りました。

撮影時間は短かったのですが…

明るい時間帯に観察出来て良かったです。

 

 

 

5年振りの出会いでした。

撮影を始めた頃、地元での観察が最初です。

その頃はコンデジで撮影していました。

ミラーレスで撮ったのは今回が初めてです。



 

再びこの地を訪れたいと思いました。

しかし、もう二番穂が残る田はありません。

刈り終わるまでがベストシーズンなのかも。

色々と状況を推測しながら探鳥しています。