花と鳥、子供とボール(メジロ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

2月下旬の事です。

千葉県の公園を散策しました。

 

 

園内では、サクラが綺麗に咲いています。

この時期なので、河津桜なのでしょう。

早い春の訪れを眺めていると…

蜜を吸いに来たメジロを見つけました。

 

 

 

数羽が、思い思いに花を物色します。

曲芸風の姿勢も披露してくれました。

ゴジュウカラを彷彿とさせます。

 

 

 

身軽にも、枝の先に止まりました。

開花したばかりの花を選んでいます。

やはり蜜の量が多いのでしょうか。

 

 

 

青空を背景に、桜色と黄緑色が映えます。

細い嘴に、黄色い花粉が付いていました。

まるで食いしん坊の子供のようです。

 

 

 

花々の中のメジロも撮影しました。

やはり花と鳥は被写体として最高です。

文字通り、『華々しい』写真になりました。

 

 

 

🌸  🌸  🌸  🥎  🌸

 

 

~おまけ~

 

 

夢中になって撮影を続けます。

ふと、背後に気配を感じました。

振り向くと小さな子供がいます。

「あの…、ボールを取っても良いですか?」

 

 

見ると、桜の樹の下にボールが落ちていました。

離れた場所で、子供同士で遊んでいたようです。

私は桜メジロに夢中で気付きませんでした。

撮影中の私に遠慮してくれたのでしょう。

申し訳ない事をしました。

「気付かなくてごめんなさい、どうぞ」

 

 

ボールを手に、その子は笑顔で戻っていきます。

歳は小学校低学年くらいでしょうか。

礼儀正しさやその配慮に嬉しくなります。

むしろ、大人の私が恐縮してしまいました。