二番穂の田圃に感謝(コハクチョウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

11月23日木曜日の事です。

勤労感謝の日なので、休日でした。

休日の前日は、いつも仕事が忙しくなります。

勤労感謝の日の前日は、超過労働の日でした。


というわけ(?)で、大切な休日を謳歌します。



白鳥が飛来する市内の池に行きました。

稲を刈り終えた田圃を横目に車を走らせます。

田圃の多くは、二番穂をつけていました。

そんな田圃の一画に、白い集団を見つけます。

ハクチョウでした。

 

 


稲穂の間から、頭が見え隠れします。

一旦通り過ぎましたが、引き返しました。

脇道に入った路肩に駐車スペースを見つけます。

少しの間、停車させてもらいました。

彼等は、水が張ってある田圃で過ごしています。

 

 


嘴の形態から、コハクチョウと判断しました。

嘴の様子から、毛繕いの後と想像しました。

白い髭のように残る羽毛が可愛らしいです。

 

 


こちらに気付き、距離を取られました。

水田が鏡面となります。


 


嘴がピンク色の若鳥もいました。

嘴の黒色部分はまだ目立ちません。

この1羽だけ、オオハクチョウに見えました。

向かうべき池には、どちらも滞在しています。

 




周囲の田圃で過ごすハクチョウも沢山いました。

二番穂を食んでいたのでしょう。

新潟県では、稲刈り後の田をあまり耕しません。

広大な田圃なので、手が足りないのか…

野鳥のためにワザと耕さないのか…

雪に覆われるため、雑草や害虫の繁殖の心配が少ないのかもしれませんね。



勤労感謝の日の起源は、新嘗祭にあるのだとか。

穀物の収穫に対する感謝の日です。

日本有数の穀物地である新潟県に住んでいるため、殊更に感謝の意を評したいと思います。


田圃が豊富なため、ハクチョウ等にも出会い易い事にも感謝しています。



🍊  🍎  🍊  🍎  🍊



駐車スペースに戻ると、傍の柿の木に鳥が…

ムクドリでした。

 



数羽が、熟した柿の実を食べていました。

熟れた柿は、人にも鳥にも御馳走です。



新潟県では「おけさ柿」が有名です。

渋抜きが必要ですが、固めの柿なので皮が向きやすく、種無し柿なので食べ易いです。

市内のスーパーには渋抜き済みの柿が並びます。

美味しいので、食べ過ぎに注意しています。