雌雄同色(ブッポウソウ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

5月28日、松之山に行きました。

探鳥会に参加後、個人的な鳥見を続けます。

美人林の傍で、早目の昼食を摂りました。

 

 

「お茶処笑家」の中飯ランチです。

中飯とは野良仕事の時に食べる料理なのだとか。

地元で採れた食材が中心です。

素朴な品々をちょっとずつ頂けました。

若い頃に比べ、こうした料理が好みとなります。

脂っぽい物は胃もたれしてしまい。。。

 

 

 

午後も、少しだけ鳥見を続けました。

昨年、初めて会ったブッポウソウを探します。

昨年と同じ場所に向かいました。

 

 

既に先着の方々が居ました。

カメラから手を離し、仲良く歓談しています。

周囲に居ないのかと思いましたが、見つけました。

遠くの木に1羽が佇んでいます。

 

 

 

20分程経ちますが、動きがありません。

先着の方々は、ほとんど帰ってしまいます。

遠方からの来訪のようでした。

後には、私を含めて3人だけになります。

 

 

人数か少なくなった直後の事でした。

ブッポウソウが、何度も飛び立ちます。

観察圧が減ったからでしょうか?

少しだけ近くに来てくれました。

 

 

 

場所を変えてくれるので、飽きませんが…

空抜けになってしまうのが難点です。

何処からか、もう1羽がやって来ました。

仲良く、同じ枝に止まります。

 

 

 

それぞれ、周囲を飛び回ります。

何度目かの挑戦で、飛び出しを撮りました。

翼の白い斑が鮮やかです。

 

 

 

ブッポウソウは飛翔しながら餌を摂ります。

嘴に小さな虫を咥えていました。

もう1羽のもとに飛んで行きます。

求愛給餌を観察できるかもと思いましたが…

 

 

 

一瞬なので見逃してしまいました。

が、仲睦まじく過ごす姿を観察します。

雌雄同色ですが、雰囲気で識別してみました。

下の画像では上が♀、下が♂に見えます。

下の個体が厳めしい面構えに見えたのが理由です。

 

 

 

近くには繁殖用の巣箱があります。

もちろん、十分な距離をとって観察しました。

昨年は接近禁止の看板が立っていましたが…

今年は看板が設置されていません。

まだ営巣していないためでしょうか?

 

 

40分程、滞在しました。

帰り際には3羽に増加します。

もう1羽、木陰に隠れているようでした。

何羽も飛来してくれているのは心強いです。

 

 

 

松之山野鳥愛護会が保護活動をしています。

この日の探鳥会で教えて頂きました。

昨年は2ヶ所の巣箱から4羽が巣立ったそうです。

他にも、天然樹洞で繁殖しているとか。

残念ながら、ヘビに捕食された巣箱もあるとの事。

今年も無事に繁殖してくれる事を願います。

 

 

【松之山で観察した野鳥】(順不同)

 

ヤマガラ、ヒヨドリ、コサメビタキ、

サンショウクイ、ツバメ、オシドリ、

モズ、サシバ、アオサギ、カワラヒワ、

トビ、ニュウナイスズメ、スズメ、

カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、

シジュウカラ、エナガ、メジロ、キセキレイ、

アカゲラ、オオアカゲラ、ブッポウソウ

 

(声のみ)アカショウビン、クロツグミ、

     アオゲラ、キジバト、キビタキ、

     ホトトギス、ウグイス、イカル、

     ノジコ

 

計23種(+9種)