干潟と葦原(オオヨシキリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

ゴールデンウィーク中の事です。

外せない用事があったため、愛知県へ行きました。

せっかくの県外なので、空いた時間を利用して鳥見に行く事にします。

以前から気になっていた、藤前干潟に行きました。

 

 

藤前干潟は名古屋港の一画にあり、ラムサール条約に登録された場所です。

干潮時には、広い干潟に様々な水辺の鳥がやって来るそうですが…

私が到着した時間帯は、残念ながら満潮でした。

干潟に訪れる際には、事前に潮の満ち引きを考えなければなりません。

私のように県外からの来訪者の場合は、タイミングがズレても仕方ありません。

それでも、水辺では様々な野鳥の姿がありました。

 

 

飛翔する姿が美しかった、婚姻色のダイサギ。

 

 

ヒラメの稚魚らしき獲物を捕らえた夏羽のカンムリカイツブリ。

 

 

僅かな浅瀬で餌を探すイソシギ。

 

 

藤前干潟には、近所の公園と共用の駐車場があります。

駐車場の傍にはビジターセンターもあり、屋内からフィールドスコープで観察もできました。

干潟があったはずの場所は潮で満ちていました。

水辺にそって堤防を歩き、さらに野鳥を探します。

 

 

しばらく歩くと、葦原が広がっていました。

葦原の中から、「ギョギョシ!」と大きな鳴き声が聴こえます。

今季初見のオオヨシキリです。

 

 

 

最初の出会いは、工事用のフェンスの上でした。

早々に飛び去ってしまったのですが、他にも沢山のオオヨシキリがいます。

今度は、葦につかまる個体を撮影できました。

 

 

 

干潟に来たつもりでしたが、広い葦原が眼前に広がります。

堤防は工事中でしたので、堤防上からの観察になりました。

野鳥を含めた生き物にとって、葦原は大切な場所です。

今回、干潟ではなく葦原で様々な出会いがありました(次回へ続く)。

 

 

本当、葦原は大切だと思います。