お早いお着きで(ササゴイ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

4月29日、市内の海岸を散策しました。

最近は自然公園での夏鳥探しにかまけていましたが、海岸でも夏鳥を探しています。

 

 

市内には、毎年夏になるとササゴイがやって来ます。

昨年は、8月にようやく見つけたササゴイを、今年は早々に発見しました。

 

 

 

1羽だけでしたが、水面をジッと見つめて獲物を探していました。

水際をゆっくりと歩きながら、こちらに近付いてくれます。

こちらもジッと動かずに待ち構えていたら、ファインダーいっぱいにまで近付いてくれました。

なかなか獲物は見つからないようです。

 

 

 

ようやく、私に気付いたようでした。

こちらを気にしながらゆっくりと逃げ去っていきます。

笹の葉が重なったように見える羽を、ハッキリと確認できました。

 

 

アオサギのように、蓑傘を着ている様にも見えます。

最終的に、ササゴイの進行方向から来た釣り人に驚いて飛び去ってしまいました。

徐々に釣り人も増えてきたので、可能な限り、釣り針やテグスなどの釣りゴミの回収もしています。

 

 

浜辺では、2羽のムクドリが何かを探していました。

漂着物の中から羽根を見つけ出し、嘴に咥えます。

 

 

 

咥え方が気に入らなかったのか、何度も落としては咥え直していました。

遊んでいる様にも見えます。

巣材として持ち帰るのだと思うのですが・・・、鳥の考える事は時々分かりません。

 

 

 

冬にはたくさん群れていたカモメ類やカモ類(ヒドリガモ、マガモ)の姿が見えません。

1組のコガモと、3羽のカルガモだけ確認することが出来ました。

おそらくは、みんな北へ旅立ったのでしょう。

 

 

最後に、もう一度だけササゴイを見ようと河口に立ち寄りました。

偶然にも、護岸から最短距離で、真後ろから観察する形になりました。

ササゴイはこちらに気付いてはいません。

 

 

 

しばらく後ろ姿を観察していましたが、変化がありません。

私は諦めて帰る事にしましたが、ササゴイはなおも辛抱強く獲物を待ち続けていました。

彼(彼女?)の忍耐力には敬服します。