鱒どまりにて(カワガラス) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

清津峡遊歩道の帰り道、「鱒どまり」に寄りました。

越後湯沢にある、有名な川遊びスポットです。

まだ水温が低く、水量も多いせいか、全く観光客はいませんでした。

 

 

ゴツゴツとした岩場が織り成す絶景で、砂利の多い場所や、上の写真のような急流があります。

昔、何度か遊びに来たことがあったので、その頃を懐かしく思いながら散策しました。

とはいえ、落ちたら大変なので、川岸からは距離をとります。

 

そんな対岸を双眼鏡で見渡すと、黒い生き物を見つけました。

望遠レンズで確認すると、カワガラスでした。

 

 

「カラス」の名前はついていますが、カラスとは異なる種です。

ミソサザイに似ていますが、全身が黒く、大きさはムクドリ程もあります。

瞼にあたる部分がうっすらと白いようです。

 

 

脚の力が強く、川の中を歩きながら、水生昆虫を餌とします。

地元の川でも見かける事はありますが、今回ほどクッキリと撮影できたのは初めてでした。

川の流れが速い場所でしたので、ここでは潜らないのかもしれません。

 

 

瞼を閉じると、白目になったように見えます。

水に潜る際は瞬膜が閉じて、目を保護するそうです。

既に繁殖を終えたのか、単独で過ごしていました。

鱒どまりは未だ人気が少ないため、カワガラスものんびりと過ごしているようでした。