傷付き、気付き(ウミネコ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

天気が良かったので、先日とは違う海岸に行ってみました。

スズメ、ムクドリ、ヒバリなど、いつもの面々を見かけました。

時期的には、そろそろササゴイの姿も見かけるはずですが、今年は未だ出会えていません。

 

潮の満ちている時間帯であったため浅瀬が狭く、残念ながらシギ・チドリ類はいませんでした。

と、1羽のウミネコが降り立ってくれました。

着地の瞬間を狙いましたが、お尻を向けられてしまいました。

 

 

冬によく見かけていましたが、春には一時的に見かける数が少なくなっていました。

おそらく、営巣地で子育てをしていたのだと思います。

 

 

ウミネコは留鳥であるため、他のカモメ類(ほとんどが冬鳥)の少ない時期は判別に困りません。

嘴の先が赤黒く、尾羽の上面が黒いのが特徴です。

 

 

 

特に珍しい鳥でもないのですが、何とはなしに眺めていたら、歩き方が変です。

画像を拡大して確認してみると、左足に釣り糸が絡まり、怪我をしていました。

折れ曲がった左足が痛々しいです。

こういった姿を見て以降、海辺の散策時は可能な限り釣り糸を回収しています。

 

その上空を、ウミネコの若鳥が飛んでいました。

まだ羽の色も淡く、嘴の先が黒色のみです。

若い彼らも、人間のゴミによって傷付く事がないよう祈ります。