そこに至るまで(キビタキ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

春らしい野鳥を探して、早朝の自然公園を散策しました。

先日、キビタキを今季に初見してから、鳴き声を聴く機会が多くなりました。

林の中にいる事も多いですが、開けた場所に出て来てくれると、好条件での撮影が可能です。

 

 

しばらく待っていると、キビタキ♂が近くの枝にやって来てくれました。

が、こちらが気付かれてしまったのか、頻繁に飛び回ります。

やけに活発に動くと思っていたら、♂が2羽いました。

「ジッジッ」とセミのような地鳴きを繰り返し、追いかけっこを始めました。

もしかすると、縄張り争いなのかもしれません。

 

 

上の画像は片方を追い払ったキビタキ♂ですが、何となくドヤ顔に見えます。

勝利の宣言とばかりに囀り始めました。

彼らの囀りには、そこに至るまでにそれ相応の苦労があるようです。

 

 


~おまけ~

 

先日見かけたアカハラに再会しました。

直ぐに繁みの中に逃げ込んでしまい、隙間からの撮影です。

薄っすらと白い眉斑があり、喉が白いので♀だと思います。

目を凝らし、耳を澄ませば、何かしらの出会いに気付く事が出来るかもしれません。