冠羽、冬羽、幼鳥(カンムリカイツブリ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

 

2月中旬頃、河川敷で散策していた時、カンムリカイツブリを見つけました。

普段は市内の港湾で遠くに泳いでいる姿をよく見かけるのですが、その日は川岸の傍にいました。

 

 

川岸に生える枯れ木がブラインドの役割を果たしてくれたみたいです。

枝の隙間から全身を写す事が出来ました。

赤い目と白い頸部、頭部の冠羽が特徴的です。

カイツブリ類の中では大型なので潜水は苦手そうですが、魚の捕獲に成功している姿をよく目撃します。

 

 

しばらく眺めていたら、こちらに気付いたのか潜りながら離れていきました。

水に濡れた冠羽や背景のためか、同じ個体でも異なる印象を受けます。

その頃はまだ冬羽でしたが、夏羽だと冠羽や頭部がハッキリと目立つようになります。

 

昨年夏、新潟県の瓢湖でカンムリカイツブリの幼鳥を見つけました。

幼鳥は頭部から頸部にかけて白と黒の縞々模様があります。

下の画像の個体は8月中旬頃に見つけたので、だいぶ成長している頃なのでしょう。

生後間もなくの雛は親の背中に乗って過ごしますが、とても可愛らしいです。

市内の池でも繁殖している家族がいれば、観察&撮影の機会があるかもしれません。