旋回(ミサゴ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

私がよく行く市内の河川敷では、カモ類の姿が少なくなってきました。

上空を飛ぶカモ類の数も少なくなっており、徐々に冬の終わりが近付いている気配です。

そんな空を、1羽の鳥が悠然と飛翔していました。

 

ミサゴです。

体の下面は全体的に白っぽく、顔にはこげ茶色の横線(過眼線)があります。

魚を主な餌とする猛禽類なので、海岸や河川で見かけることが出来ます。

市内では、今までに3ヵ所で見た事があります。

 

英名はオスプレイ(Osprey)であり、あの有名な垂直離着陸機の愛称にもなっています。

大きな鳥の翼は厚みがあり、力強い羽ばたきには存在感があります。

 

下流からやってきて、ゆっくりと水面を見渡しながら旋回し、再び下流に戻っていきました。

獲物となる大型の魚を探していたのだと思います。

30分くらい後に同様の行動を繰り返していましたが、残念ながら狩りの瞬間には出会えませんでした。

 

後にもう1羽、口に何かをくわえて飛ぶ鳥を見つけました。

ミサゴかと思ったら、カラス(ハシボソカラス?)でした。

パンを口いっぱいにほおばっており、前が見えなさそうです。

こんな大きな獲物を、どこで手に入れたのでしょう。