桜の公園~その1~(ヤマガラ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

昨日の事です。

ある野鳥を見つけに行きたいと思い、市内の自然公園に行きました。

その野鳥は、桜の花芽を食べる事で有名です。

そこで、市内の有名な花見スポットに目を付けました。

 

かなり融けたとはいえ、公園には積雪が残っています。

歩道にも膝下くらいまでシャーベット状の雪があるためか、散歩する人がほとんどいません。

雪に残る足跡からは、公園の奥には犬の散歩に訪れた人が1~2組いただけのようです。

ノウサギと思われる足跡もありました。

 

公園内にある木々から落ちる雪融けの雫が紛らわしく、野鳥の姿を確認しづらいです。

そんな中、「コッコッコッ」と、ヤマガラの木の実を突く音が聞こえました。

 

 

何の木の実かは分かりませんが、白い部分を美味しそうに啄んでいます。

よく見ると嘴に食べカスがついています。

食べ終わった後に、嘴を枝に擦り付けて拭っていました。

 

ヤマガラは、冬に備えて貯食を行います。

秋の頃から、山の斜面や木の根元に木の実を隠している姿を見た事がありました。

積雪の影響を受けにくい場所を、よく心得ているのかもしれません。

 

 

なかなか豪快に苔を放り投げています。

お目当ての餌を見つけられなかったのか、次から次へと地面を掘っていました。

 

長く楽しませてくれましたが、雪の中に長靴を突っ込んだままなのでかなり冷たいです。

桜の木々がある方から口笛のような鳴き声がしたので、この場を去る事にしました。

お目当ての野鳥がいる可能性が高いです。