足跡を辿る(ホンドギツネ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

タイトルからして野鳥ではありません。

出会えて嬉しかったので、今回紹介する事にしました。

 

前回の上越市にある朝日池の続きです。

姿を見せてくれたダイサギには悪いですが、まだまだ撮り足りません。

朝日池の傍にある、大潟水と森公園に立ち寄りました。

こちらも積雪が凄いですが、駐車場や散策路などの除雪がなされていました。

残念ながら、水辺までまだ距離がある所で除雪は終わっていました。

しかし、気温が低いためか雪が硬く、上に乗っても崩れません。

前の人の足跡を辿り、時には膝まで雪にはまりながら先に進みました。

 

水辺まで進むと、視界の端に動くものを見つけました。

最初、犬がリードを付けずに歩いているのかと思いました。

キツネ(ホンドキツネ)です。

昨年、柏崎市内でも見かけた事があり、県内では2回目の遭遇になります。

餌を探しているのか、足元を嗅ぎながら近づいてきます。

あまり周囲を警戒しているようには見えません。

突然の事にドキドキしながら、キツネの動向を見守りました。

距離30mくらいで、ようやくこちらに気付いたようです。

特に気にする様でもなく、迂回しながら通り過ぎて行きました。

後に気付きましたが、右前足の基部に怪我をしていたようです。

幸い、歩く姿に違和感はなかったので、生活に支障はなさそうです。

 

本来は夜行性のキツネですが、餌が少ない時期なので昼も活動しているのでしょうか。

また、天候も悪かったので行動できず、十分な食料を得ることも難しかったのかもしれません。

調べてみると、12月~2月は繁殖期なので伴侶を探していたのかもしれません。

雪上の足跡を辿ると、彼方此方と探し回ったようです。

此処では野鳥には恵まれませんでしたが、珍しい出会いがありました。

・・・イノシシに出会わなくて良かったです。