飽きたわけじゃないよ
この文字、大きくない?
見辛くない?
目の前に座っているあたしみたいな人も隣に座っている君みたいな人も
もうすぐ電車が来てあたしはそれにならなくちゃいけなくて
それでも私はいつもいつもこの時間を大切にはできない
この画面に反射している後ろのおばさんが直視するよりも綺麗に映る
ところであたしは小説を書きたいのに
じゃなくて、映画を作りたいのに
小説は読んだ方が楽だし
映画は探した方が楽しい
こんな幸せをあたしは
たくさん感じているんだけど
幸せになればなるほどあたしはつまらなくなっているような気がして
幸せを感じれば感じるほどあたしは小説が書けなくなっていって
なのにこの幸せはあたしが書くものなんかよりずっと大事で
電車くるからもう行くねバイバイ