今日は、久々に内藤大希くん(テニミュ1stジロー役)の

舞台を観に赤坂まで行ってきました~♪


ネテモサメテモ-しあわせの詞


いや~、昨日も相当泣いたなと思ったのですが

今日はその比じゃないくらい2時間の公演中半分以上は

切なかったり悲しかったり感動したりとずっと泣き通しでしたね(´;ω;`)


以下は、そんな舞台の感想です。

ご興味ある方は、よろしければどうぞ↓

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「One on One 25th note しあわせの詩」 赤坂レッドシアター 13時


◆あらすじ

簡単にまとめると、 「傷みを感じられない」人間と「不死身の運命を背負う」キツネ達との

交流を描いた物語で、最初の観始めはキツネの恩返し的な感じの心温まるストーリー展開かと

思っていたのですが、そうじゃない。なんかおかしいんです。キツネの桔平には

人間の健の母との間に秘密があり、健は故郷の山に言い知れない何かを感じていて、

その後突如襲い始める眩暈と頭痛、見つかった健の母親の日記、母子の血の繋がり、

満月の夜のキツネの旅立ち、、、たくさんの不穏な要素が物語の前半にいくつかあって

後半になるとその疑問が1本の線にうまいこと繋がっていき、全ての謎が明らかになるという

【東野圭吾】ばりの展開は本当に素晴らしかったです。

それに、1つ1つが明らかになるごとに必ず感動のポイントがあるのもすごい!

思わず声を漏らしてしまいそうになるくらいの号泣ラッシュで私のタオルはびしょびしょでした(笑)


◆演出&音楽

・会場に入るやいなやキツネの面をした演者さんが2名客席に降りてお客さんをいじっていて

 私も前を通ったら後をついてきたりして怖かったけど面白かったです。

・この物語はキツネがメインとなるお話のため、舞台が始まると客席に降りていたキツネの面の方たちが

 舞台の中央で舞った後に上手下手にある透明なボックスの上に狛弧として静止したり、

 たくさんのキツネを演出するためかキツネの面を持ちながら皆ダンスをしたり、

 竹やぶの中から番傘を持って登場したりと、演出が色々と面白かったです。

 それに、キツネの面を付けた方たちがめっちゃ身体能力が高くてビックリでしたね!

 多分バレーの経験があると思うのですが、女性の方は足が手を使わずVになってて目が点でした(笑)

・舞台は横幅が10歩くらいの小さな劇場なのですが、上手下手には別々の見せ方になるような

 異なる高い台があって狭い空間を広く大きく見せるような構造になっていて良かったです。

・キツネの衣装が役によって様々で皆長くて白い尻尾が付いていたのが可愛かったです。

 あと佐賀のお話なので「~とね」とか方言がとても温かい感じで良かったです。

・音楽はなんと言っても「しあわせの詞」という歌詞が最高に良いですよね。

 何度も劇中で歌われてはいるのですが、最後真相が分かってから皆さんで歌われた時の

 感動ったらなかったです。それに、ピアノ部分はすぐ脇の袖(客席中央から見えるくらいの位置)

 にいる方がキャストの呼吸を見ながら心を込めて演奏しているのが見えて良かったし

 メロディーが本当に素敵でした。これも全部脚本・演出も手がけている浅井さんが作っているかと思うと

 どんだけ天才なんだとビックリしてしまいます;^^


◆歌

・【One on One】と言えば素敵な音楽に乗せた歌だと思うのですが

 2時間の劇の中に何曲あったんでしょうね?それぞれソロで歌う曲もあれば

 人間の恋人同士の歌、キツネ達の歌、人間とキツネの歌、様々な組み合わせで

 その時の心情を重ねるように歌い上げていて素晴らしかったです。

・特に男だけのミュージカルに慣れている自分としては女性がたくさんいて

 男女のハモリが聞けたりするのが最高に幸せでニコニコしちゃいました。

・それにプロの世界だから当たり前だとは思うのですが、皆めっちゃ歌うまい!笑

 テニミュの世界では学校ごとに歌の柱は誰だ!ってなりますが

 舞台に出てる皆が一人ひとり柱でそれ故に一緒に歌われるとゾクゾクしちゃうような

 綺麗なハモリと胸を打たれるような表現だったりして感動しまくりでした。


◆キャスト

・内藤君は冒頭からすぐ出てくるのですがキツネの衣装が超キュート!!!

 私は3列目センターだったのでその可愛い顔や涙しながら歌っている姿を全部間近で見れて

 感動だったし、やっぱり内藤君の歌が大好きだな~と思いました。

 あと、昨年の公演ではWキャストという感じで人間の健役とキツネの桔平役を

 内藤君と上野さんで交互に演じたらしいのですが、今日観た限りではやはり内藤君は

 キツネ向きだなと思いました。だって小さくて小動物っぽいもの(*´艸`*)

 あと、思い出しても泣けてきますが、健の母親を助けるために掟を破って自分の血を飲ませる

 必死のシーン、時を経て今度は息子である健を痛みの分かる普通の人間に戻すべく

 力を使って旅立つ(死ぬ)シーンでは、本当に切なくて苦しくて感動して涙涙でした・・・。

 本当に良い演技だったなぁ~。

・人間の健役をやっていた上野さんは、チュートリアルの徳井さんみたいな端正な顔立ちで

 背も高くて体つきもしっかりしてて健役にはピッタリでした。それに歌上手~〃!

 最後、皆で「しあわせの詞」を歌う時に私は既にめっちゃ泣いていたのですが

 上野さんが前方から後方へ客席を見渡しながら歌っていて、その際私と目が合ってしまったものだから

 私はさらに感動してしまってもう前が見ていれないくらい号泣でヤバかったです;

 あと、いつも【One on One】で出ている婚約者役の女性の方も相変わらず透明感のある綺麗な歌声と

 心情を絶妙に表す表現力がとても良かったです。

・小野田君(テニミュ1st柳生役)は、キツネの楓という役をやっていたのですが

 初演と再演は女性の方が演じていたらしく、今回は当初の脚本通り男のキツネでいくことに

 なったとのことで、私は男の方がめっちゃ萌えるのですごく良かったなと思いました(笑)

 というのも、楓っていう役が人間を構う桔平を心配したりちょっと拗ねてみたりと

 ツンデレな要素があって、私の腐った脳内ではマジBL風だったんですよね~。←

 『元気でやんちゃな子×ツンデレ』が大好物なので仕方ない。。。。ね!

 あと、小野田君やっぱり歌うまいですね~!!!さらに磨きがかかったというか

 背も高くて目立つし声量もあるからすごい存在感でした。尻尾がキュート♪

 それと、最後自分の心からの願いである掟を破って外の世界に出る!と言って

 旅立ってしまったところには泣いたなー。お別れとか本当にダメだでした;
・キツネの仲間である女キツネちゃんが「もう、なんねッ!」と人間に対して怒ったり拗ねたりする

 素直な感情表現とコロコロと変わる表情がとても可愛らしくて個人的に大好きでした。

 ただ、楓も桔平も旅立ってしまってこの子は一人で寂しくなっちゃうじゃない・・・と

 ちょっと切なくなりましたね。「せーせーする!(`~´)ノ」って怒ってましたけど絶対寂しいよ;

・ババ様も良い味出してましたね~!例えて言うならライオンキングのラフィキとか

 ナウシカのババ様とかそんな感じ。作品にグッと味が出てきますよね~♪

 それに割りといいご年齢だと思うのですが、すごい声量と歌声で素晴らしかったです。

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・・・と、まぁそんな感じでキモチ悪いくらい長い感想になりましたが

脚本も演出も音楽も歌もすべてが素晴らしくて

今日という日に観劇できて本当に良かったです。゚(*´□`)゚。


今までたくさんの舞台を観てきましたが

これほどまでに心を揺さぶられて会場中が涙するような舞台を

観たことがなかったので、是非色々な人に観てもらいたいなぁ~と思いました。

アニメーション映画にして皆に観てもらうってのはどうでしょう・・・?

こんなに優れた作品なのに限られた人しか観てないとか本当に勿体無いです!

どうにか実現しないかなぁ~~~。。。。。


とりあえず、こんな素晴らしい舞台をもう観れないかと思うと

なぜあの時にDVDの予約をしなかったのかと自分にガッカリです;

今日観たばっかりだけどまた観たいなぁ~♪