よく「基礎をしっかり固めてから」というけれど、その「基礎」って何ですか?
中学生に限れば、小学校4年から6年までの算数における割り算、分数、小数、割合、比、面積、体積の求め方になるのかな。教科書レベル100%わかるようでなければいけませんね。ですから、成績が振るわない生徒は、この辺をしっかり復習してできるようになるように指導することが、いちばん必要です。
いろいろなタイプのできない子はいますが、つまづきからできないことへの嫌悪で勉強嫌いになる子が大多数でしょう。そんな子を救うには、根気よく上記の単元を問題演習を繰り返していくことです。その場面に立ち会って、付き合ってあげる人が必要です。できるようになるまで付き合うことが家庭教師の仕事になります。
中学生になると[なぜ勉強するのか]を伝えることが必要です。つまらないから勉強しない、なんとなくかったるいから勉強しない生徒もかなりの割合で増えてるはずです。理由を伝えてこれから先の学習のモチベーションを醸成することが大切です。勉強においては楽しいからやる子は、ごくごく少数ですから、今はやるしかないのだという気持ちをもてるような指導を継続してゆくことです。
成績のパッとしない生徒対象の家庭教師は、以上のことを徹底してやってくれる人材であると言えます。