いやいや、やっと入院生活を語るところまで来ました。
妊娠悪阻について書き始め3タイトル目。入院生活について知りたかった方には、まるで悪徳商法に引っ掛かったかの様な引っ張り具合ですな。

さてさて、入院です。

直ぐに医療用の靴下をはくよう指示されました。
脱水状態だと血中に血栓が出来やすく危ないから、予防に履くんだそうです。
メディキュットのニーソックスの強力版をご想像頂ければ。めちゃくちゃ履くのに苦労しました。

そして、点滴が開始されます。痩せてしまった上、脱水だと血管が細くなるそうで、看護婦さんが緊張しているのが分かり、思わず心の中で応援。
時間はかかったものの一発で血管を捕らえた看護婦さんは
「大事な血管だから、痛くなったり腫れてきたら直ぐに言って」
と言い残し、颯爽と去っていきました。

その後、何度か血管を変えましたが、皆さん針を刺すのが嫌みたいで
「明日にしよっか」「夜に変えようか」
と自分のシフトじゃない時にしようとする方が何人かいらして面白かったです。


妊娠悪阻での入院中の一日は、朝の検尿から始まります。
尿のアセトンなる物質の数値で脱水状態などが分かるらしいのです。
こちらは別名"飢餓数値"と呼ばれ、自分で自分の身体をエネルギーにして生命維持をし始めると出てくる数値らしいです。

少し分かりやすく言うと、食べ物から生きるエネルギーがとれないと身体が自らの脂肪などを燃やし、自給自足をしようとするんですな。
説明下手でスミマセン。

こちらのアセトンを+から-にするのが、入院生活の第一目標です。

その日のアセトンの数値により、点滴の種類、本数が決まります。

MAXで4本。
2リットル。この2リットル分の水分を経口で摂ろうとすると6リットル飲まないといけないそうです。
有難い、有難い点滴です。

成分の違いはよく分かりませんが、
点滴なのに口に味を感じるもの、
針を刺されている腕の血管が痛くなるものや
吐き気止めが入っているもの。
4本全て違う効果があるらしいです。

アセトンの数値が減ると点滴も減ります。


点滴の他に検温と脈拍の測定があるだけで、基本的にはただひたすら時が過ぎていくのを待つだけです。

ワタクシの病院ではアセトンが2+以下にならないと食事は出ませんでした。

水分はOK。
OKドコロかガンガン飲むように言われます。
でも、絶賛ツワリ中ですから、一日500ミリリットルも飲めません。
でも飲まないと数値は下がらない。
でも飲めない。

入院5日目になっても、ワタクシのアセトンの数値は3+から動きませんでした。

「点滴で栄養は摂れてるから心配はないけど、そろそろ数値を下げないと。病院から食事は出せないから、プリンとかヨーグルトとか食べやすい物を差し入れしてもらって食べる様に」

急いで家族にプリンやらロールケーキやらを持って来て貰い、恐る恐る少しづつ食べました。

結局、数値が下がったのは7日目。
食事は、お粥と消化の良いおかずを1/2量。

気持ちは悪いものの食事が食べられる様になり(ゲーちゃんする事もありましたが)、数値も-になったので、看護婦さんと相談の上、10日目に退院しました。


嬉しかった。
もしかしたら、このままツワリが終わるかもと期待した。

看護婦さんには
「もっとゆっくりしなよ~。週数も早いし、結局一週間後に再入院とかになる人いっぱいいるんだから~」
と言って頂きましたが、大部屋のストレスや何よりも息子に会いたく、
「やばくなったら、また直ぐ受診します」
と約束し、病院を後にしました。

結局、私は予言通り再入院する事になるわけで…、
しかも約束を破り、辛くなっても受診せず…、
ありとあらゆる看護婦さんに説教をして頂き、
預言者の看護婦さんには笑われる羽目になります。

看護婦さん、言うこと聞かなくてごめんね。


時間は"再入院まで"をお送りします。