息子ピロリが生後4ヶ月ほどだったその日、私は嫌な予感に包まれていた。

1年ぶりだろうか。

下腹部に覚えのある痛みが走っていた。

そう、ご親切にも毎月訪れてくれる例のアレが来るようなのである。


”くそ、10ヶ月くらいは平気だと思ってたのに。早すぎる・・・”


舌打ちをしながら朝ごはんを片付け、洗濯物にとりかかった。。

しかし痛みは刻々と強くなり、ついに私は洗濯物を握り締めたまま、その場にうずくまってしまった・・・。


サスペンスタッチでビギンした本日の記事ですが、

タイトルで既にネタバレしている通り、私が生理前の下腹部痛だと思っているこの痛み、

実は尿管結石の痛みだったのです。


尿管結石というと、小太りのおじさんを連想しますが、

私は小太りでもなければ無論、おじさんでもありせん。

ただ乳幼児を抱え、思うように水分を摂れず、トイレにも行けず、

運動もほとんどしていなかった30の女でした。

なのに、出来てしまったのです。石が


まことしやかに囁かれている”3大痛み”と言うのがあります。

まぁ、とにかく痛いベスト3と言う事みたいですが、その3つが・・・

陣痛の痛み、ぎっくり腰の痛み、そして尿管結石の痛みらしいです。


ぎっくり腰が陣痛並みに痛いと言うことにも驚きを禁じえませんが、

尿管結石も相当のやり手です。

たかが小さい石ッころが出来ただけですが、

そりゃ、並大抵の痛みじゃないですよ、あ~た


なんてったってフォアグラみたいなもんですから、尿管結石は。

トリュフでもキャビアでも楊貴妃でも何でも良いですが、

とにかく3大痛い!の座に君臨しているのです。


そして私の小脇には4ヶ月の息子が。。。

歩くのもままならない痛みなのに

息子を抱っこしなきゃいけないし、授乳もしなきゃ~ならない。


その日は、ちょうど旦那さんが家に居た為、

彼に車を出してもらい、先ずは出産した産院の外来を訪れました。

だって、婦人系の病気だと思ったんだもん。


虫の息で病院に到着した私は看護婦さんにベッドに案内され、

順番がくるまで寝ているように指示されました。


でも、全然寝ていられない!

寝ても、座っても、立っても、痛い!

この感じ、覚えがある。


陣痛だ。。。。


バカだと思われる事を覚悟で言うと

痛みがあまりに陣痛に似ていた為、

私はこの痛みは本当に陣痛で、なにか、

何かは分からないけど、とにかく何かが生まれてくるのではないかと

脳みその17%くらいで思っていました。


この時、私はまさに『エイリアン』のリプリーことシガニー・ウィーバーの気持ちに

一番近くなった日本人となりましたが、この素っ頓狂な妄想、あながち外れていませんでした。

だって、この後、石を産み落とすことになるわけですから。


診察の順番がなかなか来なかった為、

待合室で旦那さんと待っているピロリが気になり、悶絶しながらも、

数回、待合室まで見に行きました。


これぞ、母性!

石も発見されることになりますが、

初めて自分の中に揺ぎない母性を発見した日でありました。


あまりに衝撃的な体験だった為、随分と長くなってしまいました。

泌尿器科でのおじいちゃん先生との押し問答は、また別のお話し~。