やはり、小出は黙っていなかった。
これから壱岐を引っかき回す存在に
なっていくだろう。

あと一人、鮫島の息子も不気味な存在だ。
送り迎えや挨拶のできる好青年振りを
見せる反面、壱岐の言葉に人を食った態度を
取るあたり、切れたら見さかいがないのでは
と思ってしまう。

小出がなぜ企業レベルのトップシークレット
を手に入れたのかはわからないが、
5年がかりのプロジェクトが、一瞬で
潰れる製造開発の危うさを感じた。

少し前にあるブログで

日本が蓄電池の技術で最先端をいっている。

という記事を見つけた。そして一緒に

技術者の引き抜きや退職者の再雇用によって
その技術がどんどん流出している。

とあった。

僕の勝手な考えで、
この先資源の不足に伴い、
技術の値段が資源に対して暴落し
資源のない日本は一部を除き
貧困に喘ぐだろうと思っていた。

数年から数十年の時間と数百億の金をかけた
成果を、たった数人の人件費でマネされる。

意外に早く日本はダメになるかも…