ついにコロナに罹ってしまいました。
ワクチンを5回受けましたが予防効果は薄れていたのでしょう。
前日から咳が出ていて、朝起きたら食欲がなくややだるい。体温は昼頃に37.5 。やっちゃったなあ。すぐにその日に会う予定をキャンセル。発熱外来を探し以前ワクチンを打ってもらったクリニックに予約。19時にと。夕方体温は38.2に。
クリニックで問診票を書いてPCR検査。初PCR検査でした。結果は即日出るので携帯に連絡すると。
思い当たることはないかと聞かれ、他人と食事を共にしたことはないがコンサートに2日間行ったというと多分そこですねと。今マスクなしで声援ができるようになったけれどこの夏結構な勢いで患者数は増えているそうです。言われて見れば確かにそうでした。コンサート会場もマスクをしない人が主流で気にしている人だけマスクをしている状態。私は常にマスクをしていたけれど二重マスクまではしてなかった。近くで保菌者がマスクなしで大声で声援をしている環境に3時間近くいればマスクしていても発症するに十分なウイルスを吸い込むのでしょうね。マスクをしていなかった他の人達も軒並み相当コロナ感染していると思うけれど、無症状の人もいるし実態はわからないです。自分としても間違いなく油断していました。
ただ、担当の先生は自分が知らないアーティストの若者の多いコンサートになぜ私が行ったのか不思議がっていました(笑)
その日の午後10時に携帯に連絡があり、コロナ陽性と。
発症日は咳が出はじめた日でその翌日から5日間は自宅療養。発熱がなければ6日目から通常通りに戻していいと。発熱が続くときは自宅療養継続と。
クリニックに処方されたのは解熱剤と胃薬、のどの痛みを和らげる薬とトローチ。コロナ治療薬ではなく症状緩和の対処療法でした。これからのどが結構痛くなりますと言われました。つまり、コロナそのものは自己免疫力で対処してくれということですね。ワクチンの効果で症状が軽減されるなら助かります。
もらった解熱剤の効果は大きく飲んで1時間ほどで38.2から36.8に。ただ効果は12時間持たずまた38度台にあがる。熱があがるときつい。その薬は6時間空ければ飲んでいいと言われていたので8時間以上経ってまた37度台にあがったら飲むようにしました。
解熱剤を10回分も処方されたときは熱は下がればもうあがらないはずなのになぜ10回分もと思いましたが、コロナは何度も熱があがるので10回分必要のようです。
家では完全に自室ひき籠り生活。家族との連絡はLINEで。当初食欲はあまりなかったですがゼリーやヨーグルトなどを買って来てもらいました。迷惑かけているのに助かります。３日目くらいからは食欲も回復し胃腸も元気でした。
思えば発熱したのは25年ぶり。1998年2月長野オリンピックのときにインフルエンザに罹り、39度近くの熱で寝込みました。でも、薬で熱が下がったらまたあがることはなく5日間出社するなと言われて後半は熱もなく長野オリンピックをのんびり観ていました。その後は毎年インフルエンザ予防接種を受け一度も感染することがなかったです。
新型コロナも初期のデルタ株のときは肺炎から重症化することが多かったようですがオミクロン株では弱毒化しているようです。
罹りたくはなかったですが若者の多いコンサートに行っている以上自業自得ですね。
幸い経過は良さそうです。いつかは罹らないと免疫もできないだろうと思ってましたし、罹って万が一死んだらそうした運命だった、自然淘汰されたんだとあきらめるしかないと思っていました。
コロナで自宅療養になったために中山美穂さん、伊藤蘭さんのコンサート、石川ひとみさんのリリイベのチケットが無駄になりました。生きていれば次の機会があると思うのでそれまでお預けです。
還暦過ぎて基礎疾患を抱えているために新型コロナに罹ると命取りだと恐れていましたが、ワクチンを５回打った効果があったのかオミクロン株だったためか肺炎にも重症化になることなく無事生還できました。
今回コロナに罹患して感じたことはインフルエンザに比べて熱が長く続くように感じます。解熱剤を１回投与されても10時間前後で再び熱があがり、これを繰り返します。解熱剤が効いているときは徐々に平常生活に戻せるのですが効果が切れるとすぐに熱があがります。解熱剤を当初から１０回分も処方してくれなかったら相当高熱に苦しんだと思います。コロナの特徴がわかっているからこそ初めから10回分処方なんでしょうね。
逆に言えば、解熱剤が効いている間は歩き回る体力も十分あるので、外出しても他人には感染者であることはほぼわからないですね。この状態でコンサート会場に行って大声で声援されたら周りにどれだけ罹患者を増やすかわからないです。新型コロナは熱が下がっても何度もぶり返す不思議なしつこい病気なんですね。罹ってみて初めて実感しました。ただ、１度罹ったことで極端に恐れることはなくなりそうです。
いつだったか、コロナ患者の急増で解熱剤が足りないというニュースがありましたが、一人に10回分処方する必要があるわけですから足りなくなりますね。また、解熱剤が効かなくなる頃、体温が上がり始めるかどうかも４日目くらいになると「そろそろ上がらないで」と祈りたくなります。上がればまた、解熱剤服用ですし、まだ、コロナが体内で優勢だという証拠です。これがコロナの自宅療養の長引く要因のようで、自分自身の免疫力でコロナを押さえつけるまでの戦いです。24時間以上発熱がなければ自宅療養は終了となります。私も８回解熱剤を飲んで5日目に無事自宅療養が明けました。
振り返ると
1日目 38度以上の熱でほぼ寝てました
2日目 ほぼ寝てましたが解熱剤が効くと動けることに気づく
3日目 解熱剤の効いているうちにPC利用の仕事を始める
4日目 解熱剤の効いているうちはPC利用の仕事
5日目 解熱剤の効いているうちは完全にPC利用の仕事。自宅療養終了
喉の痛みは3日目がピーク。倦怠感、味覚異常はなく、胃腸も正常でした。比較的に軽かったのは5回受けたワクチンのおかげとしておきましょう(笑)
これから若者の多いコンサート会場に行けば同様のリスクは存在するわけで、二重マスク程度しか対抗措置がないので行くかどうか、当面は抗体ができているでしょうから大丈夫とは思うのですが２度コロナに罹る人もいるし悩みどころです。でも結局ミーハーですから行くと思います(笑)
PS
私は8月下旬開催のコンサートで通路を挟んだ隣席で4人の男性がマスクなしで大声で声援をしていたことが気になりましたし、知人で８月上旬にコロナになった方もコンサート会場ですぐ近くで大声で応援している男性たちが記憶に残っていると言ってました。私もその同じコンサートを観に行ってますが、運よく私の近くにさほど大声を出していた人はいなくてその時は罹患しなかったです。
マスクなしで声援することは今やレギュレーション違反ではないですが、運悪くその近くにいるとマスクをしている効果はほぼないことがわかります。こうした環境下におかれるとこれまで罹っていなかった方もほぼ確実に感染しそうです。今やこれらを完全に防備することは不可能でしょう。これからコンサート等に行かれる方はかなり感染の覚悟を持って臨まれる必要があると思います。
