舞台「シブヤデアイマショウ」を観て  | Goodエンタメ好きのブログ 

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舞台「シブヤデアイマショウ」を観て

 

渋谷Bunkamuraにある劇場「シアターコクーン」が休館します。東急百貨店本店との再開発に伴うものです。

休館前最後の演目は松尾スズキさんが総合演出・出演の「シブヤデアイマショウ」でした。

今月9日の上演を最後に令和27年度中まで休館になるようです。今後は東急が新宿歌舞伎町に建設した「東急歌舞伎町タワー」内にできた劇場「THEATER MILANO-Za」で公演が開演される予定です。

 

 

そんな予備知識をもとに観劇したのですが、とにかく面白かった。相変わらず語彙力に乏しいので表現が難しいのですが感じたことを羅列すると

①多部未華子さんを見直しました

②ミュージカルとしても楽しめました

③パロディ喜劇としても楽しめました

④松尾スズキさんって・・・面白い

 

といったことを感じました。

 

①の多部未華子さんについては、これまでテレビドラマのヒロインとして見ていたにすぎず、あまりこれまでの活動を知っていないので、多部さんのファンからすれば意外でもないと思いますが、今回の劇中では歌って踊って着ぐるみもする、しかもいずれも上手いのです。彼女のタップダンスは見事でしたし歌も素敵でした。本当に多部未華子さんを素敵な女優さんとして見直しました。むしろ、ファンになってしまったといってもいいかと思います。

 

②ミュージカルとしても、出演した俳優さん達もミュージカル経験の豊富な方々のようで、歌も踊りも素敵でした。今回はゲストで小池徹平さんと昆夏美さんがそれぞれ歌われましたが、特に昆さんの歌声は本当に素晴らしかったです。これもまた気になる女優さんが増えたことになります。

 

③ミュージカルではあるのですが、音楽は替え歌のオンパレードで、大いに笑わされました。渋谷でのライバル劇場となるパルコ劇場がたびたび登場しましたし。

 

④松尾スズキさんについては俳優として度々テレビドラマに出演されていますし、演出家として舞台や映画を手掛けていることは知っていたのですが、どちらかと言うと寡黙な印象でした。しかし、この舞台ではその喜劇役者ぶりが存分に発揮されます。ゲストの昆夏美さんに寄り添う3歳児役とか、もう思い出しただけで吹き出します。松尾さんの舞台もこれから追いかけていきそうです。この公演でも自虐的に言ってましたが「THEATER MILANO-Zaのこけら落とし公演に呼ばれなかった」そうです。

 

私自身が舞台を頻繁に観に来るようになって概ね10年たらず、そのなかで「シアターコクーン」は最も頻繁に訪れた劇場の一つです。舞台背面の壁が開いて外に出られる仕掛けも初めて観たときは驚きました。数年後に再開されるときどのようになっているのか楽しみです。「シブヤデマタアイマショウ」