ロシア軍のウクライナ侵攻で、世界中の人がゼレンスキー大統領の存在を知ることになりました。


それまでのゼレンスキー大統領は、高い投票率で大統領になったものの、汚職を改善できないなど、その手腕が低く評価されて支持率が最低だったそうです。


それがロシアの侵攻で、「絶対に逃げない」という姿勢を見せて、支持率は一気に80%だか、90%以上に上がったそうです。


ちなみにこの「絶対に逃げない」という姿勢は、人生でとても大切な姿勢ですが、長くなるので次回に回します。


アメリカなどからの、亡命によって国外に逃げるというお誘いを蹴った上のことだそうです。


そういう時は、多くの国の代表が亡命で逃げる中、とても骨のある立派な態度でした。


そんなゼレンスキーさんのコメントが、各国国会のオンラインでいくつも出ました。


アメリカ、ドイツ、日本、韓国でも。


大体はスタンディングオベーションで迎えられました。


スタンディングオベーションとは、その演説があまりにも素晴らしいので、聞いている人たちがついつい感動で立ち上がって拍手喝采することです。


アメリカでの演説では、確かにそういう雰囲気がありました。


でも、日本ではどうだったでしょうか?


特にそれほど素晴らしいと思われる演説ではなかったので、日本人特有のお愛想スタンディングオベーションだったような気がします。


気になるのは演説の内容です。


いえ、表現方法です。


西側からの応援(武器の供与)が遅かったから、多くのウクライナ人が死傷したと訴えています。


西側はもっと武器を供給しなければいけないと言います。


私は40年以上ドイツに住んでいますが、いまだに日本人気質は抜けません。


そこでこのゼレンスキー大統領の演説には引っかかるものがありました。


どういうことかというと、「今、ウクライナはロシアから侵略を受けていて大変なので、武器供与などで一刻も早く応援をお願いします!」というのなら分かります。


ところが、ゼレンスキー大統領の演説は違います。


多くのウクライナ人が死傷したのは、西側からの武器供与などの応援が遅かったからからだと言います。


責任は外です。


ウクライナ人の死傷者を少なくするために、西側諸国は少しでも早く、少しでも多く武器を送るべきだと言います。


お願いではなく、そうするべき、「…するべき論」です。


あくまでも自分本位なのです。


これは翻訳間違いとかいうわけではないのです。


欧米の言語(だけではなくて、大陸の言語のほとんど)は、主語がないと文章が成り立ちません。


そして自己主張、利己主義です。


それが大陸の実態です。


ロシアの愚行はとんでもないことですが、


この表現にはどうしても「???」と感じてしまいます。