Googleってどこがすごいのかよくわからない方が多いと思います。
今日はGoogleのすごさをざっくり教えます。
Googleの革命
Googleがサービスを開始した1997年以前、検索サービスには大きくわけて2種類のタイプがありました。
「Webディレクトリ」、「ロボット型」です。
Webディレクトリの代表格は1994年に登場したYAHOO!です。

「Webディレクトリ」とは、Webサイトのカテゴリーを人の目で分類し、一覧化するサイトで、「検索エンジン」よりも「ポータルサイト」(検索エンジンからWebページへアクセスするだけでなくニュースやオークション、ショッピングなど設置されているコンテンツのリンクをクリックすることで目的のWebページへ移動できるサービス。)の源流です。
ユーザーはキーワードで検索するのではなく、「アート」「ビジネスと経済」「ニュース」などのあらかじめ用意されたカテゴリーからWebサイトを探すものでした。
YAHOO!の登録は、人手による審査を介していたため信頼性があったが、Webサイトの数が急激に増大した1990年代後半には、審査が追いつかずに新しいWebサイトがなかなか掲載されませんでした。
ロボット型とは、ま自動化されたプログラムによって、Webページを機械的に収集し、索引を自動生成してデータベース化するもの。
つまり、使用者がキーワード群を入力すると、それに合うページを自動的に探すサービスです。
当初のロボット型検索エンジンの仕組みは、収集したWebページに含まれる単語の組み合わせと、キーワードの組み合わせが、どの程度類似しているかによって適合度を計算し、その適合度が高い順に検索結果をランキングしていました。
この技術を悪用し、Webページ内キーワード含有率などを高め、不当にランキングを上げようとする「ランキングスパム」ができました。
たとえば、多くのアクセスを集めたいアダルトサイトなどが、その内容とは関係のないキーワードをページ内に大量に埋め込み、多く検索されるキーワードを検索結果の上位にランキングさせていました。
しかし当時の検索エンジンは、このようなスパムに対する対策を講じようとはしていたものの、それらはいずれもWebページのキーワードの含有率や表示場所、文字数など)に依存していたため、すぐに「攻略」されてしまいました。
そこから、スタンフォード大学の大学院生であっったラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏は、検索結果のユーザー満足とスパムの排除を同時に果たす「PageRank」というアイディアを提示し、この環境にイノベーションを起こした。そしてこのPageRankを実現した検索エンジンがGoogleなのであった。
今じゃ当たり前の技術をGoogleの創業者は生み出していたのですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。