二十歳前後のこと

深夜ラジオを聴いていて
もう外が白んできた頃
こんな言葉が流れてきた

「暗いと不平を言うよりも
すすんであかりをつけましょう」

カトリック教会の番組だったが
今も妙に頭に残っていて
気になって調べたら
マザー・テレサの言葉だった


ワタシは
いろいろと欠如してる人間なので
そっちの世界には
一切首を突っ込む気はないですから
勧誘は固くお断りしますです



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ジョン・レノンの曲 “Imagine” に
“ Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too” というのがあって
「国境もない
殺すことも死ぬこともない
そして宗教もない」
という歌詞なんですが

どうも腑に落ちないのです





本来宗教は
自分の心の在り方をどうするか
その拠り所なのであって
権力や政治とは無関係なもの
他者と争うのって違うでしょう

他者を陥れることが神の思し召し
それが宗教だというのなら
そんなものなくなればいいけれど
「心の拠り所」としての宗教は
人間には必要だと思うのです


「お天道様が見ているよ」には
権力や政治が入り込む余地なんて
どこにもないのですから