独孤伽羅~皇后の願い~
フー・ビンチン主演
楊堅を隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく独孤伽羅
南北朝時代の北周を舞台に政権交代が激しい乱世のなか独孤天下という予言を受けた独孤信には3人の娘がいた。
長女の般若は予言を実現させるため愛する人を捨て皇室に嫁ぐも悲しい運命が待ち受けていた。
次女の曼陀は自分の母が庶民の出身であることに引け目を感じ権力と金に執着して心を通じ合わせた楊堅ではなく唐国公に嫁ぐ。
主人公である三女の独孤伽羅は政略結婚で楊堅と夫婦になるが少しずつ心を通わせ隋の初代皇帝へと押し上げ皇后の座に上り詰めていく。

全55話あらすじ一覧
1話~12話
北周に忠義を尽くす独孤信は帝位を狙う宇文護を始末したいと皇帝から相談を受ける。三女の独孤伽羅は宇文護を欺くために放蕩息子を装い都へ入る楊堅と出会う。長女・般若は宇文護から好かれていたが父を丞相にさせないために伽羅が危険な目に遭ったので宇文毓に嫁ぐことを決め・・
愛の告白・残酷な運命・命懸けの帰還~同州への赴任を命じられた宇文邕から陛下に認められるようになったら娶ると言われ動揺しながらも伽羅は受け入れる。独孤天下のために般若は愛する于文護ではなく宇文毓に嫁ぐ
結納の日・ほどけた絆・新婚初夜~楊堅に嫁ぐ事が決まった曼陀だったが宇文邕が擁立されると察知し伽羅と結ばれなかった事を気遣いながら接近するが・・・。伽羅は曼陀に野心があるのだと知り父と長女に告げに行こうとすると池に落とされたと濡れ衣を着せられる
王妃の里帰り・誘惑の罠・未練と執着・危険な嘘~寧都王妃となった独孤般若は毓と共に宇文覚(北周皇帝)に挨拶に行く。曼陀は悪計を企て伽羅を陥れようとしたが失敗し自分が李昞に嫁ぐ事になる。

14話~29話
疲弊した心・嬉しい客人・暗殺の宴・秘密の一夜~宇文護を挑発せず平穏を保っていた独孤信は朝廷が乱れ趙貴と宇文護が言い争っているのを見て般若が唆していると気付く。伽羅は独孤信を失脚させたい趙貴に嵌められ謀反の罪を着せられる
断たされた縁・野心と誤算・愛の駆け引き・皇后の座~般若が于文護の子を身籠もったと知り驚く伽羅だが子に罪はないと説得します。陛下は邪心を抱き太師に謀反の罪を着せた趙貴を重要視した責任を取り皇帝の座を降り寧都王に譲位すると告げる
偽りの悲劇・赤い目の子供・復讐の念・屈辱の敗北~般若は流産したと偽って毓と于文護を騙し伽羅が引き取って育てる。皇帝(宇文毓)が于文護を暗殺しようとし尉遅康が丞相の名前を勝手に使ったことで独孤信は巻き込まれてしまう
最期の願い・命の償い・再熱する火種・揺れる想い~独孤信を安心させるために伽羅は楊堅に嫁ぐ決意を固める。罠に嵌めたことなど一度もない宇文護はなぜ自分が先帝と丞相を殺した噂が立っているのかと怒りをあらわにするが広まるのを阻止するため「独孤信は英雄ゆえ陵墓の隣に埋葬すべき」と上奏する
30話~45話
交錯する陰謀・二人の剣舞・夫婦の条件・以心伝心~伽羅が手回してくれたおかげて驃騎大将軍の役所が開いた事に楊堅は感謝する。攻撃された鄧州と平州は楊家が守る地であり各地を巡回している楊忠ならすぐに援軍を送るはずなので辺境の敵と宇文護が内通しているはずと疑う。
衝撃の暴露・初めての口づけ・執念の仇討ち・嫉妬と悲しみ~曼陀は生まれてくる我が子を隴西郡公にさせるため嫡子の李澄に罠を仕掛ける。伽羅から般若(北周皇后)の秘密を聞いた楊堅は激怒する宇文毓(北周皇帝)を宥められるのは宇文邕しかいないと思う
失った信頼・試される愛・守るべき命・野望の代償~曼陀の本性を知る楊堅は命が尽きるまで伽羅だけを愛すると誓う。般若は軟禁された状態で宮女や伽羅たちの協力を得て皇子を出産するが毒が回っており・・・
渾身の反撃・迫る対決の時・危険な任務・新しい皇后~楊堅と伽羅は火急の報せの合図を目にし宇文邕と合流して毓(北周皇帝)のもとに駆け付ける。都から離れ随州に行く事になった楊堅と伽羅は10年後、突厥に行きアシナ公主を連れてくるよう命じられついに宇文護が牙をむいてきたかと気付く
46話~55話|最終回
それぞれの大志・縁談と醜聞・本当の父親・嵐の後に~傀儡を演じる宇文邕が宇文護が随州に放った密偵を買収していた事を知り伽羅は感謝する。麗華が宮中に入れば于文護の目に付くので国母は名誉なことだが婚姻の件は改めて話したいと告げると于文護を始末すればいいと言われる。
逃げられない宿命・別れの言葉・新皇帝の裏切り~李昞が亡くなり一歳の李淵が唐国公となったため曼陀は国公太夫人となる。4万もの斉軍を討伐し30の街を奪還した楊堅は凱旋すると柱国の位に就く。宇文邕が崩御すると贇が即位し麗華は皇后となり年号は大成となる。
失望と希望・天下統一・独孤の天下~贇を操っていた者が曼陀だと突き止めた楊堅は唐国公の屋敷を訪ね李淵を引き取り山寺に送る。贇が4人の側室に皇后の位を付け更に娘が顔に傷を負ったと知る伽羅は短剣を突きつけ兵符を奪う。幼帝・于文闡の禅譲を受ける事を決意した楊堅は皇帝に即位すると国号を隋に。梁と陳を滅ぼし中原を統一すると突厥は漢民族に服従を示し不世出の英雄であり天命を受く転輪王だと褒め讃えられるが伽羅は喜べないでいた・・・
