Eコマースとネットスーパーの違いとは何ですかと聞かれることがある。
ネットでスーパーマーケットで買えるようなものが買えさえすればネットスーパーと呼ぶことはやぶさかではないのですが。。。
同じような物でありながら、プロとしては同じとは言い難いのです。
最大の違いは物流コストです。
この物流コストによって大きくビジネスモデルが変わってきます。
Eコマースというと、商品の発送はヤマトや佐川など業者の宅配便を使います。すると普通に交渉しても配送料は500円を切ることは難しいでしょう。全国どこへでも宅配便で届けられるかわりに配送料が500円。しかも、普通は出荷の翌日に到着ということになります。
もし、常温品(醤油、油、飲料など)と要冷品(肉、魚、豆腐、牛乳)を別の箱に入れたら、2箱でなんと配送料が1000円かかることになります。
スーパーで夕飯の材料を買って3000円、そのうち配送料が1000円もかかったらスーパーは潰れてしまいます。
じゃあ配送料と取ろうとしても、普通の消費者の感覚ではスーパーでも買える物をわざわざ配送料を払って、しかも一日古くなった物を買うということはないですよね。
勢い配送業者を使ったネットスーパーを自称するEコマースでで売ることができるのは単価の高い物や、利益率のいい物に限られてきます。そうなると、もう近所にあるスーパーの代わりにはなりません。
そこで本物のネットスーパーはこの物流網を自前で作り上げることで、配送料を格段にコスト削減して出来ているのです。まずは、この物流コストの削減ができて始めて、95円の豆腐と198円の牛乳を届けることが出来る本物のネットスーパーとなるわけです。
しかし、物流コストはそれだけではありません。
ピッキングという、商品を個人毎に袋詰めする作業もあるのです。一箱5000円の商品であれば簡単なものですが、壊れやすい、不揃いの商品をお客様専用の袋(箱)詰めする作業もかなり手間がかかっているのです。
僕なんかでは、夕飯の献立を決めて買い物に行っても20分を切ることは難しいですね。それと同じ事をやはりネットスーパーでもやっているわけです。
たかがネットスーパー、されどネットスーパーというわけです。