心配されていたCBの人数不足もキャンプ直後の2人の加入でようやく2020年メンバーが出そろった感じのある栃木SC。シーズン開幕前にチーム状況を考えてみました。
昨年開幕前に、田坂監督は「素走はしない」「選手の自主性を重んじる」と公言し、非常に心配したシーズン開始前でしたが、その心配は残念ながら的中、戦績の低迷は皆さんご存知の通り。
上記のコメントは、決して素走が不要とか、自由にやっていい、という事ではなかったと思いますが、結果的に遅刻をする選手が出たり、挨拶できない選手が出たり、監督の方針に従わない選手が出たりと学級崩壊状態。
強化部長の山口氏は、田坂監督の続投について、サポカンにて「最後の10試合を評価した」とコメントを繰り返しました。ザックリといえば、前半は酷かったけど、尻上がりに調子を上げ、結果的にはJ2に残留できたじゃん。コレを続ければいいじゃん。」という事なんだと認識しています。
それらを踏まえた今シーズン。「ストーミング」という言葉を掲げ、スズヤス氏ですら、わかったような、わからないような微妙なスタイルで戦う事になります。
間違っていない事といえば、とにかく「走る」という事。これは今シーズンの練習が始まってから、とにかく「走る」という言葉をあちらこちらで聞きます。通常の練習より練習試合の方が楽なのでは、というコメントが聞かれる程です。
思い起こせば、前監督の横山監督時代、練習から相当走っていたと記憶しております。そのおかげで、シーズンを通して試合終盤でも相手チームに走り負ける事はなく、足が止まる選手もいませんでした。その点だけは絶対に負けないチームだったと思います。
これだけでも去年とは真逆。「去年はキャリアでもっとも苦しいシーズンだった」とコメントしている程ですので、自分の非を認め、方向転換をした結果かと思います。
また現在の強化部長の山口氏、昨年5月に栃木SCに来た時に、あまりのチームの緩さにビックリしたと聞いています。人としてできて当たり前である上記の挨拶や遅刻等々の事ではないでしょうか。
今シーズンの選手選びは、「走れる選手」だけではなく、性格も重視している、実力があっても同僚など様々の情報を集め評判が悪ければオファーをしなかったと聞いています。
また監督の意見も大きく取り入れられているはずです。ザックリ言えば、監督・チームの方針に従えない選手達はチームを去り、方針に同意できるものが残った、という事だと判断します。当たり前の事なのかもしれませんが、それが今までできていなかった、それを山口氏をはじめとするチーム全体で行っているのだと思います。
すっきりしない点としては、行方知れずの選手達です。大黒、本庄、メンデスの今後について発表がなされていません。今更チームに残るとも思えませんが、契約解除くらいはリリースしても良いのではないでしょうか。
また、リリースはありましたが、宇都宮出身の川上選手の契約解除も非常に残念でした。大卒ですぐに2年のレンタル移籍、栃木SCのユニフォームを着ることなくチームを去ることになりました。
我チームの地元選手率は他チームに比べ決して高くはないと思います。ユース上がりの選手の育て方も手探り状態の発展途上です。この辺が地元に愛されないチームにしてしまった理由の一つなのではないでしょうか。チーム名を変更するのもアリだとは思いますが、こちらの方が重要だと思います。
そんなこんなでシーズンは始まります。チームというより「栃木サッカークラブ」という会社として、まだまだ普通にすらなり切れていない感は否めませんが、去年よりは良い方向に向かっていると思います。今は山口強化部長をはじめとする「会社」を信じてみようと思います。