中国経済の発展は著しく、日本をはじめとした先進国の経済が低成長の中でも、毎年2桁に近い成長を維持し、2010年には国内総生産(GDP)世界第2位にまで上り詰め、勢いはとどまる様子がない。
このような状況に対して日本では、日中貿易
が盛んになることで、中国からの低価格商品が日本製品の世界シェアを縮小させるのではないか、製造業などの生産拠点がコストの安い中国へと変わることにより日本国内の産業はますます弱体化するのではないか、などと懸念されている。
しかし、高度成長を続ける人口13億人の巨大市場、中国との日中貿易はマイナス面ばかりではなく、むしろビジネスチャンスの宝庫ともいえる。そのため、この機会に中国との取引を開始したい企業も多いはずだが、その目的が「儲かりそうだから」などの漠然とした理由からであるならば、再度進出目的を見直してみる必要があるだろう。
これだけ盛んな日中貿易だが、不定期な規制緩和とインフラの整備によるトラブルは絶えず、物流事情などの商習慣の違いもあり、せっかく進出したものの早期撤退を迫られる例も少なくない。
ビジネスを成功に導くためには
、何とかなる的な甘えは捨て、日本の常識が世界の非常識にならないように、自己責任の意識をもち、進出先の法律は当然のこと、風俗・習慣・宗教までも入念に情報収集することが重要である。
