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Net Marketing

日本企業様のための中国市場への進出支援サービス。

日本を訪れる中国人観光客 というと「お金を惜しみなく使ってくれる富裕層 」で「彼らを相手にどのように商戦をしかけたらいいのか」といったあくまでも一つの市場として受け止められることが多い。もちろん、それは紛れもない事実だ。 現在、中国は国民一人当たりの所得が増加し続けている。年間所得1万ドル以上という世帯が今後15年間で4倍または5倍になるといわれている。こうした人たちが海外旅行に行くわけである。 それで「中国人観光客」といってもすべての中国国民の皆さんが訪日してくれているわけではない。確かに来日することのできる彼らは富裕層 であり、その購買力は並外れている。  
それでも同時に日本で聞かれる声はこうだ。「とにかくマナーは悪い。お金を落としてくれる面では最高だが、痰をはくし、大声でしゃべるし、列に並ばず、ごみはそこら中に捨て放題だ。」  
これも紛れもない事実だ。それで日本ではこのお金を落としてはくれるものの、日本人の常識では理解できない彼らの言動にとまどったり、時には「改善されるべきだ」といった要求型の意見も聞かれる。  
金離れはいいが少し困ったお客様、といったことになる。  
それではこの現状を日本サイドの常識ではなく中国サイドの常識から見てみよう。 中国では富裕層の人々が一般に暮らす北京や上海といった都会ではごみの分別などを気にして捨てる必要はない。ペットボトルや空き缶はそれらを収集して分類し、リサイクル業者に持ち込む仕事の人がいるのでそこら辺に転がしておいてもすぐに回収される。だからといってごみを投げ捨てていいわけではないし、辺りかまわず痰を吐き捨てていることも正当化はできないが、もしあなたが中国で1ヶ月暮らしてみれば中国人が非常にのびのびと自由に暮らしている姿を見て少し納得がいくかもしれない。子どもを連れて公園に行く。日本なら「公園デビュー」がうまくいくか、近所のママに受け入れてもらえるか心配で緊張しながら家から出かける。中国ならそんな事はない。子どもが用を足したくなったらいつでもその辺で用を足せる。子どもたちの笑い声や大声でお互い親睦を深めあう人の声で街全体が活気にみちあふれ、街のあちこちで常に新しいビルやマンションが建設されている。  
こういう環境から突然ある日、飛行機に乗って銀座や秋葉原に降り立つ彼らがどうして前述のような言動になるのか、今度はわずかに違った視点で受け止められるかもしれない。 この生気あふれる自由な発想を持つ人たちが顧客なのだ。 この「中国サイトの常識」をわきまえていないなら中国人観光客 を相手に本物の成功を収めることはできないだろう。  
彼らの心をつかみ、「今回はツアーで来たけれど、次は個人で訪日し、ここで大量に買い付けよう」または「今度はここと提携してビジネスがしたい。」と思わせるような信頼を勝ち得るには現場任せにするのではなく、積極的で体系的なコンセプトが必要になるはずだ。  
日本で中国人観光客を相手にビジネスを展開するにしても日系企業が中国に進出 するためにも、同じく鍵となるのが物事を中国から見る視点、中国人の心を反対側から見て物を言えるようになることではないだろうか。