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事例

①定期テストで100点をとっても､提出物が出されていなかったり､授業態度が悪かったりすると､評定が３になる

②内申点で良い点数を取るために､ひたすら先生に気に入られるように理不尽なことにも耐えた

③中学受験で全落ちした生徒が公立中学の授業の内容を小馬鹿にしていたら､実力的にはオール５でもいいはずなのに､４と３だらけにされた

④内申点を上げるために学習以外の面も懸命に努力を重ねた結果､都立の超名門公立高校に無事合格するも､周囲の生徒たちの高い学力に押されて脱落しかける

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リアル「では､この記事の最後の事例とそのまとめに入ります」

小泉「④は､『内申点を上げるために学習以外の面も懸命に努力を重ねた結果､都立の超名門公立高校に無事合格するも､周囲の生徒たちの高い学力に押されて脱落しかける』ですね」

絢瀬絵里「④の事例の女子生徒さんって､凄く対策をしているわね」

「大切なのは、提出物を全部出すことと、積極的に授業で発言すること。得意教科の係になって先生に顔を覚えてもらうこと。…(中略)…校則を守って普通に生活すればいいのですが、これが結構難しいんです」

新田美波「さらに､この女子生徒さんは内申点を上げるため､内申点に加算される漢字検定､英語検定に合格｡生徒会の役員にもなったそうです」

伊集院レイ「すごく努力をしたんだね」

タカシ「ただ､入学後は苦労していますね」

「私はオール5近い内申で入ったけれど、オール4程度の内申で、入試の点数のほうで高得点をマークして入ってきた子とは、学力に雲泥の差があると感じました。あれってわかるんですよ。このままでは最下位になるので、今度は実力をつけるために勉強をしています」

藤崎詩織「学力が上の生徒がたくさんいたら苦戦するわね｡這い上がれるといいけど」

イオリス「…さて､今回はそろそろまとめに入るんだったな」

リアル「…わかった。今回の内申点の実例にはある共通点があります｡何だと思います､藤崎さん？」

詩織「…先生次第で内申点が大きく左右されることだと思います」

リアル「流石ですね､その通りです｡内申点をつける先生がある程度操作できます」

タカシ「それを盾に生徒を従わせているように見えますね」

小泉「それも中学1年生からの印象で付けるという狡猾さで」

レイ「けしからん事だね､生徒を統制するための道具にしてしまうとは」

絵里「結果が先生次第になるようじゃ､私立中学

に行こうとする気持ちもわかります」

イオリス「…ただ､それが全部悪いとも言えん」

美波「…先生､それはどういうことですか？」

イオリス「…学校はどうしても統制は必要だからさ｡例えば､授業妨害をする生徒への対処とか」

タカシ「まあ､確かに居ますね」

イオリス「…授業を妨害したり､病気等の正当な理由がなく不登校となった生徒にどう対処する？」

絵里「授業の妨害は止めさせないといけませんね」

イオリス「…そこで内申点が利いてくるんだ｡正当な理由がない不登校児や授業妨害する奴らを全日制や定時制の公立高校から排除するために」

リアル「スクールポリスなんかも必要になるな」

詩織「…そ､そんな｡排除だなんて」

イオリス「…何言ってるんだよ､まずはマトモな生徒が学習する権利を守らなければ｡な､絵里」

絵里「最優先です」

小泉「普通の生徒の邪魔をさせては､学校の敗北になりますから」

美波「より多くの生徒さんのためにも必要なことです」

リアル「元小学生ギャルも排除の対象になるな」

『3665.義務教育(1.問題児の事例1)』参照記事〈元小学生ギャル〉13歳になったじゅなちゃんは中学校で…「みんなと授業を受けることも他の生徒に会うこともできていない」（by 文春オンライン）〈元小…

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イオリス「…校則を守る気のない人間を高校が入学させる必要は無いからな｡集団性を身に付けていないのなら､通信制高校しかあるまい」

『3666.義務教育(2.問題児の事例2)』参照記事「小学生が金髪って大丈夫？」「親はどういう教育しているの？」元小学生ギャル（13）の両親が、“世間の声”に思うこと(by 文春オンライン) 「小学生が…

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詩織「…言われてみるとそうですね」

リアル「…ただし､他の生徒に大きな悪影響を与えるのでなければ排除の対象にしてはいけません｡学校を小馬鹿にするくらいで成績を下げるとかの報復は以ての外」

イオリス「…そう､教員の内申点付けは生徒の将来を考えた付け方が必要だ」

美波「…付け方ですか？それは…」

リアル「おっと､その先はまたいつかにしましょう｡今度は別の話題に切り替わることが決まりましたので」

レイ「突然だね」

リアル「すみません､それに､内申点編のクライマックスは気分を新たにしたいので」

イオリス「…という訳で､内申点編は一旦休止にします」

3780.内申点の実態(6.不平等の事例 3)