昨日は娘の誕生日でした。
チョコレートが苦手で
生クリームもさほど好きではない。
なのでデコレーションケーキより
チーズケーキや
シフォンケーキなど
焼きっぱなしのそのままが好み。
毎年そんな誕生日ケーキです。
最近は彼女がお菓子を作るので
自分で焼くのは久しぶり。
ただ混ぜるだけの
ベイクドチーズケーキを作るのに
妙にキッチンが散らかりました。
つい数年前まではよく焼いていたのに
すっかり
「慣れないこと」
になってしまったんだなあ。
お菓子をつくる母像に憧れて
毎日や毎週はとてもできないけれど
時々作っては悦に入ってたものです。
それははたして
娘のためだったのか?
自己満足だったのか?
悩ましいところ。
そんな時も過ぎて
今は彼女の作ったお菓子を楽しんでいる。
成長したなあとしみじみです。
昨日は誕生日の準備をしつつ
娘の昔のものを保管している
ダンボールを開けてみました。
小1~小3の中国駐在時に使っていた
漢字練習帳があります。
中国語の練習ではなく
日本の国語の勉強のためのものです。
インターナショナルスクールに
通っていたので
日本の通信教育をやっていました。
ノートの中には
「記憶スケッチ」
(知ってますか?
ナンシー関さんの記憶スケッチ)
を彷彿とさせる
珍妙な漢字が並んでいます。
これはもうね、一生の保存版なんです。
今となっては
娘と一緒に見て笑えます。
いや、
その書き取りを見た瞬間にも
笑いましたけどね。
一方で
その珍妙さにものすごい危機感も覚えました。
このまま日本語を忘れてしまうのではないかと。
家庭で話すのは日本語ですから
もちろん忘れるわけはないのですが
「日本語で書く」という経験が不足します。
英語を覚えるだけで精一杯なのに
日本語も忘れないようにしなくちゃいけない。
そのバランスが本当に難しいです。
そして
そのバランスの難しさは帰国後も続くのです。
日本の勉強についていくのに精一杯なのに
英語も忘れないようにしなくちゃいけない。
今度は「英語で話す」という経験が不足します。
駐在中は
学校の勉強についていけるように
英語を早く身につけることを悩み
帰国してから困らないように
日本語をどうすればいいのかと悩み
帰国したら
早く日本の勉強に追いつけるように
遅れていた日本語を取り戻すために悩み
せっかく身につきかけた英語を
忘れないようにと悩むわけです。
まあ、実は子供はさほど悩んでおらず
母の思いが右往左往してるだけなんですけどね。
どれだけ親が悩んでも
結局は子供が自分の力で
乗り越えることなんです。
実際娘も自分でハードルをひとつずつ超えて
成長してきました。
親にできることは
そのハードルを越えるときに
抱っこして手伝うことではないのよね
と身にしみて感じてきました。
ただ、幼いだけに
自分でどうすればよいのかはわからない。
わからないだろうと放置するのではなく
いろんな道筋は示してあげたように思います。
本人がそれを喜べばやればいいし
いやならやめればいい
くらいな気持ちでね。
駐在中に書いていた以前のブログは
友達への近況報告だったので
子供のことも話題にしていましたが、
このブログになってからは
やめようと思いました。
ただし、帰国子女の言葉の問題は
海外駐在を経験した方なら
避けて通れないのではないかと
この話題だけは
カテゴリー【娘の本棚】
で思い出したら取り上げてみます。
しかし。
片づけも引越しもそうだけど
あのときオーガナイズをすることを知ってたら
もっと楽だったのかもーと
思うことしばしば。
いろいろ悩む方には
ライフオーガナイズ学んでほしいなあ。
ところで、札幌や北海道に
帰国子女の
またはその保護者の
コミュニティってあるのかしら?
にほんブログ村