北海道のなかでも割と気候の良い、のんびりした地方で生まれた私。
もう実家はありませんが、一昨年の暮れに所用で久しぶりに帰りました。

そこで偶然、十年以上ぶりに会った故郷の先輩に言われた言葉が
「なんだかイキイキしてていいね」
でした。

先輩は
「私は田舎にいて仕事と家の往復だけ。何も楽しいこともなく、仕事に行くのもしんどいしミスのないよう緊張するし、帰って寝るだけで」
と延々と不安や不満を話していました。

 
それを聞きながら、ああこれは以前の私だと思いました。
置かれている立場や場所も悩みも全然違うけれど、引っ越しばかりで仕事もせず、とりあえずその場を楽しんで、楽しいはずなのにいつもなんだか不安で不満がくすぶっていた自分に、根本的なところで似ていると。

私の場合、かっこつけていたので(
前記事)、そういう不満をもらすことはあまりありませんでしたが。
 
 
先輩に、なにかひとつ新しいことを始めてみるといいよと話してみました。
 
・自分がカルトナージュの講座を始めるとき、勇気を出して一歩踏み出してみたこと。
・今の家への引越しを機に、もうかたづけに悩みたくないからと整理収納アドバイザーの講座を受けたこと。
・もっと思考の面からのアプローチしたくてライフオーガナイザーの講座を受けたこと。
・そこからたくさん出会いに恵まれて、今がとても楽しいのだということ。
・今までと違うことを始めてみたことで、以前の自分が想像していなかった今があるということ。
 
先輩は「そうか、そうだよね、なにかやってみようかな」と言ってそのときは別れました。

 
 
数週間後、連絡をとってみると
「近隣の市で開催された、ある講座に参加してみたよ」
と言うではありませんか。
「この前話してくれたように、ひとつ勉強するといろいろと知りたくなるもんだね。もっとやってみたくなった。ありがとう」
と。
 
ああ、私のひとことでこんなふうに一歩を踏み出してくれる人がいるのだとと、じんわりと心に染みました。
 


『40代から、なりたい私になるライフオーガナイズ』
を伝えていきたいと思ったきっかけはこのできごとがあってから。
昨年一年、ずっと心の中にあった思いを言葉にしてみたのです。



もう年だから。
この言葉をブレーキにしてはいけない。
今が一番若いんだから。
 
若い子はいいわね、元気があって。
嫉妬してはいけない。
もう戻れないし、通ってきた道なのだから。
 
不満や不安に囚われたまま
今を生きるのはもったいない。
なにかひとつ、前に踏み出してみたら世界が変わるかも。

 
 
40代、からだも心も変わり始める時期。
だからこそ笑顔で楽しんで暮らしてほしい。
 
まず私たちが楽しんで、そしてそんな私たちを見て歳をとるのはいいことなんだなと若い世代の人たちや子供たちに感じてもらえたら。
 
 
北海道は広いです。
私の地元もそうだけれど、地方にはなかなか大人の女性が参加できるイベントがありません。
私はライフオーガナイズとカルトナージュをお伝えできます。他に伝える手段を持つ仲間もいます。
いつか皆で北海道の地方にキャラバン隊みたいな感じで出張できたらいいなと考えています。
 

 

 

 

 

   Be Ambitious!    北大の並木
 

 

 



 

 

 



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