私をつくってくれたもの第三弾、
大変お待たせいたしました!!

(え?待ってない?!)
 
 
娘が通っていた幼稚園、
シュタイナー教育を色濃く取り入れた幼稚園でした。
 
夫の転勤と引越しがあり、住宅街にある小さな幼稚園の様子を見に行ったのは12月の日曜日。
 
路地の角を曲がって、誰もいない園庭が目の前に現れたとき、まるで映画のワンシーンのようにザザザーッと風が吹いた気がした一瞬は忘れられません。
 
あの瞬間に「絶対にここ!! 」と思いました。

 
 
幼稚園の床の下にはこびとさんが住む。
それを信じる子供たちの、メルヘンの世界の3年間。

先生たちは大きな声を出すことはなく、時間は穏やかに流れて。

室内遊びの後は歌を歌いながら子供に片づけを促してくれる。

母としては絶対できないけれど、幼稚園にいるときは夢の世界にいてほしいからね。

早期教育には興味がなかったのです。
同じような思いのお母さんたちと出会い、本当に楽しい3年間を過ごしました。
 
 
入園前の理想は
 
・通園バスがあって
・給食があって
・母親の参加(行事の手伝いなど)が少ない
・延長保育が当たり前、最長6時くらいまで
 
いかに自分が楽をするかということだけを考えていました。
実際に通ったこの幼稚園は、
 
・通園バスがない
・毎日お弁当
・母親の参加がものすごく多い
・延長保育をする人がほとんどいない
 
もともとの理想と全然違っていたけれど、出会えて良かった。
「絶対ここ!」の直感を信じて良かった。
キャンセル待ちでも入れて良かった。


 
子供たちの人間としての”根っこ”をつくることを大切にしていたこの幼稚園で、私は母親としての”根っこ"をつくってもらいました。


この幼稚園に入っていなければ今の私はなく、娘も違う方向に進んでいたのかもしれないと思うと、しみじみと感慨深いです。


 

 

 

 


  母親の会で作ったウォルドルフ人形。
  自分の子に似ると言われていたけれど
  確かに娘に似ています。
  裁縫が苦手な私が泣き泣きがんばった!!
  棒針編み、生まれて初めてやりました。
  もうできない自信ある。

 


 
 

 

 

 

 

 

 

 



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