みなさんご覧になっていますか?

総合診療科の医師を描いている、

19番目のカルテ。




総合診療科は精神科ではないので、

ちょっとうちと違うかな、

もっとシステマティックに診断してる印象かなと

家族が話していますが、

(Dr.ハウスのほうが、近いみたいです)

どちらにせよ、全身を診る先生であることは変わりません。



第二話は、

まさに私も見たことがあるようなご家庭を描き、

心が痛すぎました。


きょうだい児さんは、きょうだいの介護者ではなく、

犠牲者になるべきではありません。



ですが、やはり消えないのですよ。


「あなたは○ちゃんの面倒をみるべきなのよ」

と言われるきょうだいさんが。


ちなみに、県立こども病院の医療者も、

きょうだい児さんにそう言っていました。



「障害児と健常児とのかけはしになるべき」

「○ちゃん(重心)の言葉を代わりに言ってほしい」

「そうすることはとても素晴らしいこと」

「あなたしかできない」



NICUの扉の前には

ちょっとした待機スペースがありましたが、

NICUから出てきた親御さんと医療者が

その辺にいたきょうだい児さんにそう話すのが、

私には心が痛すぎたのです。



障害福祉の仕事をきょうだいに押し付けることは、

絶対に間違えている!

と心で叫んでいました。



ドラマに描かれることはフィクションと言いつつ、

現実にあることです。


きょうだいさんは、それぞれの道を歩むべきで、

巻き込まれるべきではありません。



親が障害ある子供に追われるので、

確実に、

きょうだい児さんたちは、

取り残された感を持ち、

寂しい思いをしています。



そんなわけはない!と思う方のご家庭は、

1番危ないんですよ。



そうだよね、そう思う、と思うご家庭は、

おそらくうまく対処されていると思います。



何も言わないけど、おそらく親子の時間が不足している

そう思って接して、ちょうどいいと思います。



親として時折は、

きょうだい児さんに詫びて欲しいものです。

(当然ですが、本人がいないところで)


大抵は、

「大丈夫だよ」と答えるでしょう。

でも、当たり前ですが、

それは本当ではないと思ってください。

親に気を遣ってくれている、と。


いつでも相談できる状況を作ってあげてほしいです。

そして、

障害ある子供だけでなく、

きょうだいのライフイベント(受験や学校行事など)を

何より全力で優先してください。



我が家はそうして育て、

きょうだいさんを親として全力でサポートし、

(足りているかはわからないですが)

懺悔の気持ちはいつも持ち合わせています。


それでも、足りなかったと思っています。




きょうだいさんには

まだまだ日々、迷惑をかけています。



障害ある子供の保護者として、

悩むきょうだいさんがいたら、

ぜひ相談してほしいものです。



逃げ方をお伝えしますので…。



みんな、それぞれの望む人生を歩むべきです。


親ガチャに振り回されませんように。