久しぶりに、末っ子が産まれた病院のページをみました。
脳性麻痺が併発する症状を調べていましたので、
たまたま当たってしまいました。
当たってしまった、というのも、
お産が最悪だったからです。
3人目の出産にして、
「お産は排泄」
「産まれてしまえば、下(NICU)がなんとかするから」
と言われたほど、最悪で、母体を母体としか見ない、
悲惨なお産となりました。
もちろん病院にはそのように書いてはいません。
お産が始まっていると言ったのに、
放置した産科医、
ステロイドを打たず、
分娩台に移る直前の診察で、
「うわぁ!(子宮口)全開だ!」と慌てて、
急にステロイドを打った医師。
「だから言ったじゃないですか!」と激怒したわたし。
もう陣痛が始まっています!止まりません!
準備してください!と私が言ったのに、
その産科医は、ウテメリンを増量して点滴し続けたのです。
準備のできていない、分娩台。
「(分娩台の)消毒、済んでません!」
「(NICU)来てません!」
と、わたしを放置して走り回る助産師たち。
一生忘れません。
そして産まれた我が子は、ほぼ死んでいました。
アプガースコア、1.3。
その後1週間生死を彷徨い、
DNRをした私たち夫婦の意思を受け止めず、
医師の独断で生かしていました。
(我が子が生きたかったのだと、今は思います)
産後直後、早期産となってしまい、
胎盤がしっかりくっついて出てこないため、
産科医が臍の緒を、強い力で何度も引き、
子宮ごと、もぎ取られるかと思いました。
「痛い!!」
さすがに、3人目なので、上2人のお産のサポートと
全く異なる、人の心がない産科医の仕業に、
わたしはかなり怒りました。
助産師が見るに見かねて交代、
無理な綱引きはすることなく、
腹部マッサージをしてくれて、
「(胎盤の)後産」が終わりました。
その後、病院と話し合いました。
「私がこれまで扱った分娩の中で、最高のお産だった」
と、私に非難された産科医師はいいました。
この言葉に、彼の後悔が表れていると思いました。
話し合いの後、
涙ぐんでくれた新生児未熟児科の医師もいました。
せめて分娩代を返してあげられないのですか
と言ってくれたナースもいました。
そして、療育センターで、出会ったママたちのなかに、
同じくその産科医に酷い言葉や態度を受けた方も。
お産は女性にとって、人生の大きなイベント。
リスクあるお産なら、なおさら、
女性に寄り添うお産であって欲しかったです。
高圧的で、一方的な思い込みの強い権力もつ医師が、
そこを仕切っていることが、悲しくて、
一度、神奈川県の医療を扱う部署にお願いしたこともあります。
その人が、今は副院長。
他にも、
市大病院などで、その医師から辛い思いをした女性がいると思います。
私の子供が、酷い状況で生まれたのは、
その医師のせいだといまだに思っています。
医療訴訟はかなりの難関。
30万円ほど弁護士事務所に支払って、
相談したこともありました。
また、上2人のお産に関わられた、
(※実際は助産師で、先生は管理やその後の縫合など)
済生会の産科医で、病院長の先生に相談しました。
「実家に帰り、先生にお産に関わってもらえていたら、
どんな結果であっても受け取れられたのに…。
とても後悔しています」と。
ご厚意でカルテを見てもらいましたが、
「こんなにスカスカなカルテ、見たことない。
こんなん知らんわ」
「ほんまに何も書いてへん」
と言われました。
開示の際、大事なところはあえて消されていたようです。
公立病院なのに。
患者は、医療訴訟に負けるようにできています。
リスクあるお産ならなおさら、
何が起こったとしても、
「先生、寄り添ってくださってありがとうございました」
と言える分娩であれば、
訴訟にもなりませんし、
私も「私が(分娩に)気づいていたのに、守れなかった」
「ステロイドを前夜から打てていたら」
と、死ぬまで後悔することはないのでしょう。
医師になる我が子には、
患者さんに寄り添うよう、願っています。
医療ドラマの研修医まどかのように、
ファンになってくださる、患者さんもいたようですが。
「(病室に)来てくれてありがとう」
「会えてよかった」
実習先の診療科で、そんな言葉をもらえて、
喜ぶ我が子。
女性の心に寄り添う、お産を提供してほしい。
医師が高圧的な態度で患者に接するのではなく、
不安な産婦さんの声に、しっかり耳を傾けて欲しい。
あなたにとって、単なる「今日の業務」でも、
目の前の産婦さんにとっては、
「人生を決めるイベント」
なのですから。
また、切迫早産など、ハイリスク妊婦さんで
入院で安静にしていた妊婦さんに、
ぜひ、筋力を戻すための、理学療法を。
わたしは2ヶ月ベッド上安静で、
足の筋肉を失い、数歩しか歩けなくなり、
その後、下肢静脈瘤になりまして、
30代前半でストリッピング手術をしてしまいました。
これは、今は若い方にはしてはいけない、と、
学ぶそうです。
わたしはこのストリッピング手術のあと、
今は毛細血管が浮き出て、醜い足に。
まず、妊婦さんの素敵なお産を願いつつ、
ハイリスク妊婦さんが、良い産科医に出会い、
いかなる状況であっても、
悔いなくお産を終えられますように。
お産後はぜひ、
理学療法を受けることをぜひお勧めいたします。