4月から小学校個別級、中学校から個別級、

または、

学年途中で個別級に降りてきた、

ゆっくり学ばせようと思った、

人が苦手だから、生徒が少ない環境に、

等々で、特別支援学級、個別支援学級(個別級)に

お子様が入られた方にお伝えしたいこと。


お子様が受ける授業は適切か、

ゆっくりペースで学年相応の学習を受けられるか、

そこをきちんとご家庭で管理されることをお勧めします。



子供に障害があると、

家庭で学習の進度を管理しなければいけません。


個別支援学級では、

「提供している教科学習に制限があります」ので、

小学校では理科、社会は、永遠に「せいかつ」

国語、算数(数学)、英語は

個別に合わせた、という名の

非体系的に学ぶ「プリント学習」。

どこまでどのように学び、段階的に進ませるのか、

何を目標に学ばせていくのか、

全くもって指針がなく、適当なコマ潰し、の場合も。

(横浜市の事例。住んでいる自治体により異なることもある場合があります)


ですが、進路を考える時に、

「学習に遅れがある」と言われたらどうですか?



「学んでないです」

「学ぶ機会をいただいていません」

というと、教育委員会のかたですら把握しておらず、

驚かれます。



大人になっていく過程で必ず身につけていて欲しいこと

例えば、

保健(二次性徴、男女の差、距離感)

家庭科(栄養)など、

社会(政治と経済、歴史)など、

男女のお付き合いには興味があるのに、

きちんとしたこの教育を受けていないので、

18才で選挙権を持っても、サッパリわからず、

子供を作る行為のような性的興味はあるのに、

個別級にいたから世の中のことは学んだことがない、

そんな大人になってしまいます。


障害者にも選挙権を与えるのならば、

社会常識くらいは、きちんと学ぶ機会を与えてください


個別級の子で、

「政治家はみんなダメ!」とよく話す子が多いんです。

「投票しても無駄」

「政治家のせいで国民が迷惑してる」


「じゃあ、政治家の何がダメなの?」と聞くと、

「それはわからない」

というんですね。


私だって詳しくはありませんが、

なぜか憎む彼らほどの感情は、私にはありません。

(不要な政治家は何人もいる、とは認識しています。)


話しがそれましたが。



「学習に遅れがある」と書く前に、

学ぶ機会を与えて欲しい。

学年相応な、学びの機会をください


私はそう、教育委員会に伝えています。


「学んでない」と話すと、

この事実に、みな一様に驚く関係者。



毎日学校にいたから、見えている問題。

お母様方も、お子様の学校での学びに注視して、

ぜひ、管理してくださいねウインク


結局、通信制や個別級、特別支援学校で学ぶ生徒さんに

1番必須なスキルは「コミュニケーション力」

何よりも大事。

正直、「高い学力」ではないです。


最終的に障害者枠で働くことになるなら、なおさら。

(専門職につくなら別です)



会いたくないから人に会わない、

気に入った友達としか連絡を取らない、

友達と軋轢ばかり、

(自身を客観的に見られない子が多いですから)

それでは社会からどんどん外れていきます。



適切な学びの場で学び、

人と出会う機会をより多く作る、

行きたくなくても外に出してみる、

不登校や人が苦手、を克服するために。



社会に慣れさせることもぜひ頑張ってくださいね。