相変わらず、環境になれずに

自発的に別室登校しております。

おむつ替えや補水、徘徊防止など、

要ケア児対応で、クラスの職員の手が足りないので、

登校から下校まで、保護者の私が付き添っています。



みんなと同じお部屋だと、息子の痙性があがり、

全身の過緊張と心因性で吐き気を催すようです。



これまでの暮らしになかった、友達もいない世界。


四六時中の叫び声とうめき声の世界。



校内オリエンテーションもなかったので、

叫び声の発生元がどこかもわからず、

さぞかし息子は怖かったでしょう…えーん



廊下ですれ違っても、

無言で生徒を連れて歩く教師たち。

ジーっと息子を見ながら…も、無言…。



刺激しないように、なのか理由は不明ですが、

挨拶くらいできないのかと日々感じまして。



登校から下校まで、別室に親子でおりますが、

なんの声かけもなんの配慮もありません。

他に手がかかるため、息子に全く手はありません。



医療ケアの生徒さん、

その他の要支援の生徒さんの補水、おむつ替え、排泄

ケアのためのその時間で、先生方はお忙しそう。



そのケアの必要のない生徒は待機、待機、待機。



あまりに可哀想なので、話し合いましたが、

神奈川県教育委員会としては、

「介護は教師の仕事」であり、

「介護を施す時間は教育の一貫」のため、

教師が介護をしている時間は「授業」「教育」です、

との、管理職の説明でした。

私は教員免許がなくてもできることは、

ヘルパーさんなど、別な方に対応してもらい、

先生が教職に専念できるようにして欲しいと

お願いしたのですが、学校に聞き入れられませんでした。



なので、管理職に「教育をしてほしい」と話しますと、

「教育しています」と返ってくるのですね。



介護を見ているのではなくて?といいますと、

他の生徒に介護を施す待機時間も授業中なので、

「教育している」となるそうなのです。

(委員会は否定していましたが)



管理職はながらく特別支援学校しか経験しておらず、

この生活しか知りません。


教員たちも、「重心しかわからない」

「このような状態の子が初めて」のため、

教育方針については未体験、とのことでした。


私は目標に向かって指導したい、と思うのですが、

教育してる風で満足する方が多くて、

先生方も、「とりあえずコピーした教材」で、

「とりあえず取り組ませる」教育しかしないので、

とても困惑しています。


肢体不自由にも状態があり、

我が子は手も足も不自由。

ですので、ガリガリ書くことができませんから、

例えば漢字の書き順など、私は重視せず、

見て読めること、意味を理解していることを

学年相応に教科書を使い、重視してきました。


ですが、個別級も特別支援学校でも、

「漢字プリント」や、「読解プリント」など

教科書を重視しないのですよね。

私はこれにとても不安を感じます。

何もどこまで習ったのか見えなくなるので。

また、語学は感情を伴わないと記憶が定着しないので、

(勘がよく賢い子はそうでもないのですが)

漢字だけではなかなか…。

教科書を使いたい、というのは進度も見えますし

とてもよくできていますので、

家庭と連携して学びを進められます。


でも、その良さを知らない先生が多くて、

いつも力説しなければならないことが苦痛です。



特別支援学校の肢体部門の予定表には、

朝の会、職業または体育(2時限消化)、HR

など書いてありますが、

今までのいわゆる学習(教科学習)は、

1日一度もなく、週に一度、

もしくはこれから多くても週に3回あるかないか。


一授業の授業時間も、一般校の半分です。



就労が目当ての高等部のため、

「職業」の授業が目立ちます。


美術的な物が多いかな…。



海外に興味がある子でも、

「社会」や「英語」を学ぶ機会がほぼありません。



これに憂いても、管理職に

「私たちにはできません」と言われるばかり。



入学までは、できません、とは言わず、

入学したら、できません、と言いました。



詐欺ですね。


我が子よりも大変活発でお勉強もできる

上の学年の生徒さんもいますが、

その後も私の目からみて、学ぶ機会がありません。


ひとまず管理職に話をしつつ、

彼らにわかりやすいように二つの改善点を提案。

(翌日、ようやく少し変わりました)


委員会とも話をしていますが、

他の方面からもアプローチを進めていき、

サポート高校レベルの肢体不自由生徒への教育の、

慣習を変えたいと思います。


学校、というからには、

「教育を受けられる場所」出会って欲しいですし、

誰にもわかる言葉でいつも表現していますが、

「ニュースがわかる人」になって欲しいので、

最低限、漢字が読めてわかる、

「社会」の基礎知識、

「理科」の基礎知識、などなども含めて、

最低限の一般的な知識は学校で得て欲しいです。

プラス、各子供の興味に合わせた課題ですよね。


(もちろん我が子には別な課題に取り組ませています)


「ニュースを見てわかる人に」

このように話すと、

ようやく「教育」を理解する先生も多いので、

もしこれをご覧になる個別級のお母様がいらしたら、

ぜひ使ってみてくださいね。