入学し、数日経過しております。


お勉強以前に、普通の学校生活を求めて、

随分とハードルを下げて学校や委員会へ依頼する日々。

えーんえーんえーん



これまでの地域の小中学校と、

我が子の通う特別支援学校の違いのなかで、

違和感しかないことを記します。



①朝、登校時に門番の先生がいない

これまでの学校生活では

何時から何時までに登校してください、というのがありました。

それがアナウンスされておらず、

9時登校と書かれていますが、

前後10分で登校しても、

「おはようございます!」「おはよう!」と

出迎えてくれる先生がいません。。。、


知的障害の生徒が脱走しないように、

校舎の重い扉が閉めてありますが、

車椅子の子にはそれを開けられません。



なので、毎日、扉の前で私が開けるのを待つ日々です。

(これまでは車から先に我が子を降ろし、

私が諸々持ち物など準備している間に、

1人でエレベーターを使い、教室に入って行きました)



誰この子?という目で見る通学バスの運転手さんたち、

そのバスの介助員をされている年長の女性たち。



「入りたいの?」と聞かれたことも。えーんえーんえーん



もちろんですよ、登校してきたのに。

生徒に向かって「入りたいの?」はないですよね。えーん



「おはよう!」と迎えてくれた9年間が懐かしいですえーん

当たり前ではありませんでしたえーんえーん



また、インターホンがないので

ピンポンと押すものもなく、、、

鍵がかかってなさそうな扉を一つ一つ探し、

とてもとても重ーい扉を腱鞘炎の手首で頑張って開ける毎日。


本当に辛いものです。



たまたまいらした学校長に相談しましたところ

「(息子は)携帯持ってますか?

学校に電話をしてくれたらあけます」と。

毎日登校の時に学校に電話しなきゃいけないなんて!

信じられません。



ひとまず改善をお願いしました。


②授業の区切りがない

これまでの9年間は授業の区切りがはっきりしていました

ズレたことはありません。

が、今の生活は授業の区切りがありません。

他の生徒の介助や、乗り気でない生徒の気分で、

どんどん予定が伸びます。

待ち時間がもったいないので、

「何時まで時間がありますか?」とお聞きして、

次の授業が始まるまでの間、

学校探索や歩行訓練等させています。(私が)


ちなみに、入学後の校内案内はありません。

楽しかったですよね、入学後、

クラスのみんなでここはなんの部屋、など

案内されて回る校内。



知的障害児対策でエレベーターは封鎖されており、

パスワードが必要です。

ワンフロアの狭い空間で過ごしています。


③プライバシー配慮がない

特別支援学校見学された方ならご存じでしょうが

通常、生徒の番号が新年度にわかりますし、

どこも名前ではなく番号が貼られていましたが、

全て名前です。

流石にやめてほしいので、出席番号にしました。


生徒の名前はどこにでも貼ってありますが、

先生方の顔写真やお名前が貼られておらず、

我が子にとって(私も)わからないんですよね。


生徒はどこも名前つき、先生は名前なし。

これまでの生活では、先生方は名前付きでした。

これもお願いしました。


④知的障害児への声掛けが下手

「早く!!!!」

「いつまでするの!!!!」

「ねぇ!!!」

などという大声での声掛けと、、、

部屋の隅に逃げて動かなくなった知的障害児に、

怖い顔で早く来いと睨みをきかせる先生。

これまでも見たことがありましたが、

やはり変わりませんね。

分教室レベルでも、声掛けが不適切のようです。


やった後の声掛けではなく、

そうしてしまう(なってしまう)前の誘導声掛けが必要

ですが、これまでの個別級同様、難しそうですね。


どうすべきかのルールがはっきりしていないので、

お子様方も混乱しているかと推測できます。

いつも同じルールで正しい行動に誘導する、

他害行為に対して、10回やれば10回とも声掛けすべきで

10回のうち、2、3回しか声掛けしない保護者や先生が

これまで結構散見されます。



こだわりある生徒さんには、

そのこだわりを活かした声掛けをすべきだと思います。


教員という立場の大人がキレて対応してしまったら、

二度とその子は聞かないでしょう。

残念なものです。


この対応のためか、混乱して叫ぶ子たち多数、

同じフロアに響く声に恐怖を感じて痙性が増す我が子。

今日また嚥下問題がでてきまして、

学校をやめなきゃいけないのかもと残念に思っています

えーんえーんえーん



⑤放課後等デイサービスの車で下校渋滞

これはひどいもんですよ、ほんと。

真面目に下校したら、

学校を出るまでに10分はかかりそう…。。。

通学バスもあるので、

せめて通学バスと保護者の車の送迎時間と、

放課後等デイサービスの迎えの車の来校時間は

分けてくれないと、、、

放課後等デイサービスの車の運転の荒さが怖くて。

(スピードを出しています。お子様が可哀想!)

保護者の方はご存知ないでしょうが、

多くの放課後等デイサービスの車は運転が荒く、

マスクなしで運転手が咳をしまくり、

車内の他校の子供達は、ずーっと車内待機。

これまで暑い日にエンジンオフの車もありましたが

特別支援学校は放課後等デイサービス利用率が高く、

ものすごい数の送迎車です。


時間を分けて欲しいものです。

なので、帰りの会をせず、先に下校することにしました


⑥自立から程遠く離れた生活

これまで連絡帳がなく、

体調や下校のことなど自分で話していた我が子ですが、

(もちろん外来オペなど大事な用事は私から時折連絡)

毎日保護者が連絡帳で伝えるように、とのことでした。

これだと私に依存してしまうので、

これまでのスタイルで行くことを伝えました。


⑦トイレ個室がない

リハビリ予約の都合上、早迎え等する時がありますが

特別支援学校には、

母親が息子のトイレ介助をする場所がなく、

男子、女子のトイレのみ。

中には、広いスペースが2つある感じでしょうか。

これまでの「身障者用トイレ」がないため、

トイレ介助を男性教諭に依頼しないといけません。


急いで連れて行きたい時、これは困ります。

一つくらいあってもいいのに、と思いましたえーん

お忙しいのに先生にお願いしなきゃいけないのも

罪悪感があります。


⑧先生方がとてもとても忙しくて教室から消える

マンツーマン対応が必要な子しかいないため、

先生が1人のトイレ等で、教室から1人消えます。

おそらくどこもそうですが、

登校後補水、トイレタイム。

下校前にも補水、トイレタイム。

10人いたら??

想像に容易いですよね。


ある日は戻ってきた歩行可能な肢体不自由さんが、

我が子の持ち物に興味を持って触りはじめて、

思わず「ごめんね、触っちゃダメだよ」と注意しました


なので、水筒、筆記用具、ティッシュなど、

これまで机上に置いていたものを全てロッカーへ隠し、

欲しい時に毎度頼む必要がありますえーんえーんえーんえーん


知的に重い子がいた小学校個別級では、

これではダメだということで、

知的の重さで3クラスに分けて対応、

(中学は善悪のわかる子しかおらず)

机上に必要なものを置けないのは

悲しさしかありません。えーんえーんえーん


取り急ぎ、

委員会には肢体不自由の中で知的のクラス分けをお願いしました。

学校管理職の判断になるため、おそらく却下されますが

ここら譲れませんので、これからも交渉します。


これまで頑張って自立に向けて伸ばしたことが、

個人所有物を扉付きロッカーにしまわれたことで

自分の意思で取れなくなります。


悲しいです。


⑨雨の日でも屋根がないとこで乗降

通学バスが広くスペースをとって駐車しており、

肢体不自由はずぶ濡れで乗降させなければなりません

これまで慣れているものの、

他の特別支援学校には広ーい広ーい屋根があるのに

ないのが残念です。



色々と心配しかなく、安心なことがゼロ、、

我が子もショックで校内でほぼ一言も喋らず…。


登校から下校まで付き添っていますが、、

終わりが来ない感じがします。


やめるしかないのかな。

これまでの社会的な一般常識が通用しません。


特別支援学校も学校なんだから、、、。

教師は挨拶できてほしかったですし、

学びのツールは準備していてほしかったです。

斜面台すらないので、持ち込みました。

終わったらロッカーに片付けなければ

おそらくお口に手を入れている子に触られるでしょう。


他の子の唾液がついて汚いなと思うこともタブーえーん

他の子の唾液が苦手です、と言ってはいけないのです。


我が子には、唾液は汚いから人にかけてはいけないと

教えてきたのに、、、



普通の社会からきますと、

こちらに違和感しかありません。。。。

でも、ここでは私が宇宙人。



学びを提供して欲しかったですが、

託児を目的にしなければなりません。



共に生きられない神奈川県、

悲しい気持ちでいっぱいです。