多くの方がご存知ないことなので、
少し問題提起させてください。
実は、体に障害ある子供が生まれた場合、
生きていくために必要な補装具ですが、
親の所得に制限があり、
費用の補助を受けられない、ということがあります。
車椅子、
座位保持椅子、
車載用体幹保持装置、
どれも、とても高いものです。
子供が成人を迎えるまでは、
親の所得で判定されます。
ちなみに簡易電動車椅子は、税抜約60万円以上。
手帳利用の1割負担だとありがたいですが、
超過世帯の場合、全額自己負担、となります。
金持ちだからいいじゃん、とよく言われそうですが、
所得超過のお友達方がおっしゃるのは、
「手取りが多くない」ということ。
累進課税できついようです。
肢体不自由の子供が生きていくために必要なもの、
成長期は買い替えもあり、
座位保持椅子と車椅子で百万とかかかるわけで…。
普通なら、1割負担の10万円考えますが、
更に、所得割額46万円以内だと、
月上限額の、37200円でいいのです。
更に、特別支援学校の生徒さんは、
車椅子の二台持ちが可能で、
個別支援学級の生徒さんは一台しかダメです。
したがって、修理中など、代車はありません
シルバー向けのカタログから数ヶ月借りたことも。
(子供は介護保険適応外なので、全額負担)
ですが、これも、市民税所得割額46万円を超えると、
全額自己負担
(通常8%ですが、福祉は6%判定)
これだと安心して生活できない、と、
対象世帯のご家庭はおっしゃいます。
お子様お一人ならともかく…。
きょうだい児がいると大変。
子供2人が私立理系大学で…年間学費が400万!
そんなお友達も知っています。
更に、車椅子百万!って、払えますか
日本は大学生のいる家庭に厳しいですから。
「配偶者控除のない子育て世帯」に、
「学費を所得から控除」してほしいですね。
ぜひ誰か政治家さん、よろしくお願いします!
海老名市などは所得割額に応じて、
超過世帯にも補助を出します。
同じ神奈川県です…。
納税額が高い世帯で、
こういった障害世帯の家庭には、
少し柔軟に補助して欲しいなと、強く思います。
子育てをしているのに、いわゆる高所得世帯は
累進課税で引かれるばかりで、何もなく、
子育て世帯に優しくない!という声も
都筑区、青葉区から出てきたと記憶しています。
くどいようですが、ぜひ、どんな世帯にも
子育てに優しい支援をお願いしたいですね。